庭のナガチャコガネで子供の頃を思い出す
我が家は借家だが、それなりの庭があり、庭だけでもいろいろな生き物を見ることができる。今ちょうどホタルブクロの花がたくさん咲いており、ハナバチの仲間が花粉を集めに来ている。じっくり観察すると面白そうだが、なかなかそういうわけにもいかないのが辛いどころだ。
今日の夕方、もう薄暗くなってからだが、その庭で草を抜いていた。するとナガチャコガネ Heptophylla picea Motschulsky, 1857 が何頭も飛び出して来た。
ナガチャコガネは子供の頃にも見た記憶がある。実家の家を建て替える前のことに間違いないので、小学校3年より前のことだ。その当時、実家の庭にはツツジが植えられており、夕方薄暗くなってからやや小さめのコガネムシがその近くの地面近いところをゆっくり飛んでいた。その当時は名前も知らなかったが、特徴がある虫だと思った。
今日のナガチャコガネもツツジの近くの地面近くを飛んでいた。この光景が子供の頃の記憶を蘇らせているような気がする。ナガチャコガネはチャの木の害虫としてもよく知られているが、我が家の庭を飛んでいるナガチャコガネは、おそらく幼虫時代はツツジの根を齧っていたのだろう。だからと言って、ツツジの木が枯れているわけでもないので、目の敵にすることもないと思った。
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