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2007年6月 6日 (水)

雀松向上委員会あしたのためのその47

 野暮用で大阪まで出かけた。せっかく大阪まで出かける事になったので、ついでにいろいろ用を足した。
 まずは「なんばウォーク」にある「わしたショップ」で沖縄関係の食材を調達。この前、石垣島からおいでになった狩俣さんのお土産で八重山そばをいただいたのが呼び水になってしまい、沖縄そばが食べたくなって仕方が無くなっていた。乾麺、袋入り即席麺、カップ麺などを調達。それとポークランチョンミート。通称「ポーク」。ポークは大して美味しいものとも思わないが、夏になると食べたくなる。「わしたポーク」と「わしたスパイシーポーク」を調達。赤マルソウの「油味噌」が目について、「そう言えば最近食べていないなぁ」などと思って1瓶調達。
 もう一つは電子部品。恵比須町界隈へ。このところ、時々半田ごてを握りたくなる。まとまった時間がとれず、大したものは作れないので、ほんの遊び程度だ。しかし、将来的に時間ができたら、アマチュア無線の交信に使える機械を作ろうと目論んでいる。ところが、年々アマチュアが気楽に使用できるような部品の入手性が悪くなってきたのを感じ、将来時間ができたときには部品が手に入らないなどという困った事態も想定されるので、将来使うかもしれない半導体やコイルやフィルタなど、少々調達。このブログの名称とは関係ない甚だ場違いな内容だが、このあたりについてもいつか書かなければいけないと思っている。
 夕食は例によってラーメン。千日前の『河童ラーメン本舗』へ。ややスープの味が濃い感じだったが、スープもほとんど飲み干してしまった。まあ、美味しかったのだと思う。
 さらにもう一つは落語。この前、雀のお宿の桂雀三郎の落語会に行ったのが呼び水になってしまい、ナマの落語を聴きたくてしかたがなくなっていた。千日前のTRII HALLでの『雀松向上委員会あしたのためのその47』。この落語会のために、主要な用を足す日を今日に決めたようなところもある。どちらが本当の用なのかわからないではないか、というツッコミは入れないで欲しい。
 桂雀松さんは、石垣島に住んでいた頃、飛行機の中で『日航寄席』の『マキシム・ド・ゼンザイ』を聴いて以来、いつかはナマで聴かなければいけない噺家としてチェックしていた。やっとその日が来た、というところだ。

  • 桂雀松『雀松時遊本舗(あたまっちゃんのふり〜と〜く)』
  • 桂雀五郎『黄金の大黒』
  • 桂雀松『紙入れ』
  • 桂こごろう『強情灸』
  • 桂雀松『口入屋』

 雀松さんの喋りは流れるようでまさに『マキシム・ド・ゼンザイ』のような噺に合っていると思うが、雀松さんのもう一つの良い所は目だと思った。目でしゃべっている感じ。こればかりはナマで聴かないとわからない。女の人の表現も絶妙だ。今日の演目の『紙入れ』と『口入屋』は、雀松さんの一番うまい所が聴ける噺ではなかったかと思う。とにかく雀松さんには満足した。
 ところが、こごろうさん。言葉を噛んでしまった。まあ、人間のやることだから、少々の失敗はかまいません。でも、失敗を取り返そうとあせってしまった感じ。悔しかったでしょう。今後に期待します。
 雀五郎さんも初めてだったが、ちょっととぼけたような雰囲気も悪くなかった。
 会場に入る前、受付に座っていた若い人。どこかで見たことあるなぁ、と思ったが名前が思い出せない。米朝一門の誰かだというのは見当がついていた。あとで調べたら桂吉朝門下の佐ん吉さんだった。落語会の最中は、おそらく太鼓を叩くか笛を吹くかしていたのだと想像する。
 さて、本当の用?まあ、それは書かなくても良いでしょ。
 TORII HALLは近鉄難波の駅からも近く、ゆっくり歩いても7〜8分、急げば5分という便利なところだった。20:45分ぐらいの終演で、難波21:00発のアーバンライナーに十分余裕で間に合った。これに乗り損ねると、津に到着するのが35分ほど遅くなるので、乗れて良かった。
 津の駅から自宅に戻る途中、クヌギの樹液をチェックしたら、コクワガタの雄が2頭、雌が1頭来ていた。ヤガの仲間を期待していたが、ガは全く来ていなかった。気温もあまり高くない感じだし、時間も遅すぎたのかも知れない。

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