電波で狐狩り
中電津アマチュア無線クラブのお世話で開催されたFOXハンティングに参加した。今年で24回目になるそうなので、もう随分長いこと続いている。少なくともここ数年は毎年5月5日に開催されている。去年は大井川鐵道のSL列車に乗り、寸又峡温泉に行っていたので参加できなかったが、津に引っ越した2004年から今年で3回目になる。
FOXハンティングとは、隠されている電波の発信器を携帯式の受信機を使って探し出す遊びだが、良い成果を上げようとすると、無線の知識も必要だし、歩き回らなければならないので体力も必要だ。
一昨年は長男と三男が参加したいというので三人でエントリーした。このときはちょっと張り切って、このために八木アンテナを準備して参加した。長男と三男は無線機に附属のホイップアンテナだけだった。しかし、情けないことに、長男にも三男にも負けてしまった。
当然のことながら、今年も長男と三男は張り切って参加した。この二人は一昨年と同じホイップアンテナだけだ。自分はちょっと逆の発想で、アンテナの代わりにダミーロードを使った。発信器に近づくと電波が強すぎて方向がわからなくなるので、あえて電波を受けにくいものをアンテナ代わりにしたのだ。
その結果、一昨年より遥かに良いタイムでゴールすることができた。ダミーロードの使用が功を奏したと思った。
ところが、長男は自分より遥かに早いタイムでゴールしていた。はっきり言って癪だ。しかし仕方がない。三男も頑張ったが、自分より遅かった。
結果の発表を待つ間、参加者といろいろ話をしたところ、長男が通っている高専の生徒がその場に他に二人いることがわかった。無線をやっている親の子供は高専に行きたくなる遺伝子があるかのように思えた。
いよいよ結果の発表だったが、何と長男は優勝。これでは負けても仕方がない。自分は5位。30人以上エントリーしていたので、上等の結果だ。三男は12位。これも一昨年よりは良い。
実は、長男も三男もまだ免許を持っていないが、これを機会にして免許をとって欲しいものだ。特に長男は、免許をとらなければ来年の大会には参加しづらいはずだ。
ともかく、心配された天気も何とか持ち、有意義な休日を過ごす事ができた。お世話いただいた中電津アマチュア無線クラブやその他のアマチュア無線家の皆さんに感謝したい。
最後に、写真を一枚。今日参加した少年少女たち。理科離れ、技術離れが謂われる昨今、楽しみながら頑張ってもらいたいものだ。
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