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2007年4月29日 (日)

東アジア産カメムシ類の分類学研究の現状と展望

 表題の研究集会に参加した。プログラムは下記のとおり。

研究集会
 「東アジア産カメムシ類の分類学研究の現状と展望」

とき:2007年4月28日(土) 14:30〜18:00 (13:30受付開始)
ところ:国立科学博物館分館(東京都新宿区百人町3-23-1)

話題提供:
彩 万志(Wanzhi Cai):中国農業大学
  Taxonomic studies on Heteroptera in China: past and present
林 正美:埼玉大学教育学部
  日本産水生半翅類の研究動向
石川 忠:東京農業大学
  アジア産サシガメ科の分類研究の現状と展望
長島聖大:伊丹市昆虫館
  日本産ヒラタカメムシ科概説 ー現状と展望ー
山田量崇:徳島県立博物館
  東アジア産ハナカメムシ科の分類学的研究
友国雅章:国立科学博物館
  カメムシ類の分類学研究の世界的動向と展望


20070428blog1  
中国農業大学の彩万志教授が日本学術振興会の招へい研究者として来日されているのを機会として開催された研究集会だ。彩先生の講演はともかく、若くて元気がいい石川さん、長島さん、山田さんの講演があるので、参加しないと後悔すると思ったのだ。期待に違わず、この三人の講演は面白かった。石川さんのサシガメ、長島さんのヒラタカメムシは、日本からまだこれから新種がどんどん出て来る可能性があるということだ。まだ任期無しの職に就いていない石川さんには、早くこれからもずっと研究ができる職に就いて欲しいものだ。長島さんは、ヒラカタメムシで早く学位を取って欲しい。
 途中、林先生の講演の最中、突然の雷鳴があって驚いた。その後何度も落雷があった模様だ。さすが、嵐を呼ぶ林先生。このあと急激に気温が下がったらしく、部屋の中にいても肌寒くなってきた。
 最初は新幹線で日帰りするつもりだったが、「ムーンライトながら」の切符が取れたので、懇親会にも出席した。
 名前だけ知っていた黒佐和義先生も出席されていて、お話することができた。
黒佐先生が書いたものとして読んだことがあるのは、昭和20年代に雑誌「新昆蟲」に書かれたオサムシの生態に関するものが一番古いが、まだ現役で昆虫への意欲が減退していないのには驚かされる。ヒゲコガネに便乗しているダニについて質問したところ、そのダニの正体は明らかになっているが、その生態はまだ不明だということ。このダニも面白い研究テーマになるかも知れない。
 時間が前後するが、昼は会場に向かう前に大久保の駅の近くにある「天下一品」で食事をするつもりだったが、探しても見つからなかった。どうやら撤退したらしい。仕方がないので、近くに見つかった讃岐うどんの店でうどんを食べた。不味かったわけではないが、頭が天下一品モードになっていたので、それほど美味しく感じられなかった。
 懇親会のあとは、東京都本土部昆虫目録作成プロジェクトの主要メンバーのIさん、Mさんと一緒に大久保駅近くの喫茶店へ。この2人のプロジェクトへの思いが熱いことが感じられた。
 大久保から電車に乗ろうと思ったら、東京行きのオレンジ色の電車だった。黄色い電車が来ると思っていたので意外だった。夜遅くなると、緩行線は千葉方面ではなく、東京駅に向かうのだろうか。お茶の水では千葉方面への電車が接続していた。
20070428blog2  東京駅10番ホームに向かうと、寝台急行「銀河」が既に入線していた。空席もあったが、空いているというほどでも無かった。それなりに需要があるということだろう。「銀河」を見送ると間もなく「ムーンライトながら」の入線。全席指定で、今日は満席とのこと。前日に切符を買ったときは問題無く買えたので、その後に席が埋まったということのようだ。
 昔の「大垣夜行」は背もたれが動かないボックスシートだったから、
「ムーンライトながら」のリクライニングシートは快適だ。しかし、夜中になっても灯りが落とされないのが不満だ。熟睡できたわけではないが、夜のうちに移動できるのは、やはり便利だ。8時前に家に着く事ができた。

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コメント

ブログ内容と全く関係がなくて申し訳ありませんが、
ツルグミの葉の表面についていて、
ツルグミの葉のような翅の模様の
小型カメムシ・・お分かりになりますか?
体長5mm程で、銀色がかった薄黄緑色ベースに
茶っぽい細かな点々が入っています。

図書館の図鑑で調べたのですが
分かりませんでした。
Ohrwurm様ならお分かりになるかと・・。

投稿: ひるぎ | 2007年4月30日 (月) 17時16分

ひるぎさん、お久しぶりです。
 大きさと色と斑紋だけでは、さすがにちょっと難しいです。何となくグンバイムシの仲間かな、という気もしますが、カスミカメムシの仲間のような気もします。カメムシ掲示板に画像をアップロードしていただけると、すぐにわかるのではないかと思います。カメムシ掲示板は下記の場所です。
http://flatbugs.org/kamebbs/bbs.cgi

投稿: Ohrwurm | 2007年4月30日 (月) 21時44分

Ohrwurmさま
カメムシ掲示板情報、ありがとうございます。
が、すでに退色が激しく
生きていた時の写真も無いので
ゲッチョ先生に見て頂きました。
カスミカメの一種、それ以上は不明
との回答でした。

投稿: ひるぎ | 2007年5月16日 (水) 11時54分

ひるぎさん、こんにちは。
 カスミカメムシの仲間だったんですね。どんなものか興味がありますので、今度見つけられたら写真を見せていただけると嬉しいです。カスミカメムシなら、カメムシ図鑑第2巻を見れば、ほぼわかるのではないかと思います。もっとも、図鑑が発行されたあとで新種記載された種もたくさんありますが。

投稿: Ohrwurm | 2007年5月16日 (水) 21時30分

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