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2007年4月

2007年4月30日 (月)

京都へ日帰りの家族旅行

 今日は家族揃って京都へ出かけた。いつかは家族揃って京都へ行こうと言っていたのだが、やっと実現した。
20070430blog1  まずは鉄分の多い二人の息子のリクエストで梅小路蒸気機関車館へ。京都から丹波口まで山陰線に乗ったが、思った以上に混雑していた。沿線には嵐山などの観光地を控えているからなのだろう。梅小路には中学生の頃、一度行った事がある。現在の本館はかつての二条駅の駅舎だが、昔はそうではなかったはずだ。しかし、どんな建物だったか、全く記憶に残っていない。だからだと思うのだが、新鮮な気持ちで見る事ができたような気がする。蒸気機関車の運転席は、思ったより狭い。運転するのも大変だったのだろうと思う。
20070430blog2  梅小路から丹波口の駅に向かう途中、クスノキの幹にアオスジアゲハGraphium sarpedon (Linnaeus, 1758)が止まっていた。羽化して間もないと思われるのだが翅が折れていて飛べない状態だった。

20070430blog3_1  そこから花園まで山陰線に乗った。花園には、我が家の菩提寺の総本山の妙心寺がある。ここにもかつて来た事があるが、もう何年前のことだったか思い出せない。狩野探幽の雲龍図は有名だが、これは昔見たことがある。天井に描かれた龍の絵は、見る方向によって表情が変わるので面白い。
 さらに嵐電北野線で北野白梅町に出て北野天満宮へ。季節外れだと思うのだが、合格祈願の祈祷が受け付けられていた。ここは、学生時代に何度も行った。縁日の出店が面白いからだ。今度来る時は25日にしなければいけない。
 ここからバスで一気に東へ向かい、京都大学の構内を歩いた。北部の構内を歩いていると、何か実験が行われている形跡があり、網の中を覗くとタンポポだった。ふと気が付くと、そこには大学の先輩のNさんがいた。セイヨウタンポポとカンサイタンポポの関係を調べているとのこと。
 さらに本部構内を通って時計台の前から正門へ。さらに東大路に出てバスに乗って京都駅まで戻った。しかし、JR京都駅のデザインはひどい。よくもまあ、あんなものをJR西日本も京都市も許してしまったものだと思う。京都の街から完全に浮いてしまっている。設計したのは原広司という建築家らしいが、調和という感覚が鈍い人なのだろうか?
 朝も早かったし、それなりにたくさん歩いたので疲れた。ぐっすり眠れそうだ。

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2007年4月29日 (日)

東アジア産カメムシ類の分類学研究の現状と展望

 表題の研究集会に参加した。プログラムは下記のとおり。

研究集会
 「東アジア産カメムシ類の分類学研究の現状と展望」

とき:2007年4月28日(土) 14:30〜18:00 (13:30受付開始)
ところ:国立科学博物館分館(東京都新宿区百人町3-23-1)

話題提供:
彩 万志(Wanzhi Cai):中国農業大学
  Taxonomic studies on Heteroptera in China: past and present
林 正美:埼玉大学教育学部
  日本産水生半翅類の研究動向
石川 忠:東京農業大学
  アジア産サシガメ科の分類研究の現状と展望
長島聖大:伊丹市昆虫館
  日本産ヒラタカメムシ科概説 ー現状と展望ー
山田量崇:徳島県立博物館
  東アジア産ハナカメムシ科の分類学的研究
友国雅章:国立科学博物館
  カメムシ類の分類学研究の世界的動向と展望


20070428blog1  
中国農業大学の彩万志教授が日本学術振興会の招へい研究者として来日されているのを機会として開催された研究集会だ。彩先生の講演はともかく、若くて元気がいい石川さん、長島さん、山田さんの講演があるので、参加しないと後悔すると思ったのだ。期待に違わず、この三人の講演は面白かった。石川さんのサシガメ、長島さんのヒラタカメムシは、日本からまだこれから新種がどんどん出て来る可能性があるということだ。まだ任期無しの職に就いていない石川さんには、早くこれからもずっと研究ができる職に就いて欲しいものだ。長島さんは、ヒラカタメムシで早く学位を取って欲しい。
 途中、林先生の講演の最中、突然の雷鳴があって驚いた。その後何度も落雷があった模様だ。さすが、嵐を呼ぶ林先生。このあと急激に気温が下がったらしく、部屋の中にいても肌寒くなってきた。
 最初は新幹線で日帰りするつもりだったが、「ムーンライトながら」の切符が取れたので、懇親会にも出席した。
 名前だけ知っていた黒佐和義先生も出席されていて、お話することができた。
黒佐先生が書いたものとして読んだことがあるのは、昭和20年代に雑誌「新昆蟲」に書かれたオサムシの生態に関するものが一番古いが、まだ現役で昆虫への意欲が減退していないのには驚かされる。ヒゲコガネに便乗しているダニについて質問したところ、そのダニの正体は明らかになっているが、その生態はまだ不明だということ。このダニも面白い研究テーマになるかも知れない。
 時間が前後するが、昼は会場に向かう前に大久保の駅の近くにある「天下一品」で食事をするつもりだったが、探しても見つからなかった。どうやら撤退したらしい。仕方がないので、近くに見つかった讃岐うどんの店でうどんを食べた。不味かったわけではないが、頭が天下一品モードになっていたので、それほど美味しく感じられなかった。
 懇親会のあとは、東京都本土部昆虫目録作成プロジェクトの主要メンバーのIさん、Mさんと一緒に大久保駅近くの喫茶店へ。この2人のプロジェクトへの思いが熱いことが感じられた。
 大久保から電車に乗ろうと思ったら、東京行きのオレンジ色の電車だった。黄色い電車が来ると思っていたので意外だった。夜遅くなると、緩行線は千葉方面ではなく、東京駅に向かうのだろうか。お茶の水では千葉方面への電車が接続していた。
20070428blog2  東京駅10番ホームに向かうと、寝台急行「銀河」が既に入線していた。空席もあったが、空いているというほどでも無かった。それなりに需要があるということだろう。「銀河」を見送ると間もなく「ムーンライトながら」の入線。全席指定で、今日は満席とのこと。前日に切符を買ったときは問題無く買えたので、その後に席が埋まったということのようだ。
 昔の「大垣夜行」は背もたれが動かないボックスシートだったから、
「ムーンライトながら」のリクライニングシートは快適だ。しかし、夜中になっても灯りが落とされないのが不満だ。熟睡できたわけではないが、夜のうちに移動できるのは、やはり便利だ。8時前に家に着く事ができた。

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2007年4月25日 (水)

マイマイカブリが歩いていた

20070425blog1  職場の本館から図書館に向かう土間を歩いていたら、マイマイカブリDamaster blaptoides Kollar, 1836が歩いていた。数日前にはヤコンオサムシCarabus yaconinus Bates, 1873がまとめてトラップに入っていたので、成虫で越冬するオサムシの仲間の活動も始まったのだろう。
 今日は曇っていたので速いシャッターが切れない。マイマイカブリはゆっくり歩いているのだが、なかなか静止してくれないので、撮影には苦労した。

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2007年4月20日 (金)

学位取得祝賀会

20070420blog1  先週の三重昆虫談話会のサロンの席上で学位取得の祝賀会の話が出て、今日、三重県のアマチュア虫屋の大御所、松阪のNさん宅に招かれた。まだ、三重県の虫屋になってから3年にしかならないのだが、たくさんの虫屋さんに集まっていただき、ただひたすら感謝だ。
 虫屋が集まれば、当然虫の話が次々と出て来る。仕事を離れての虫の話は実に楽しい。

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論文を修正して再投稿

 ひと月以上も前に編集事務局から原稿が帰って来ていたのだが、その後学会等があり、気分ものらず、なかなか修正にかかれなかった。今週になってからやっと修正にとりかかったのだが、今日やっと修正原稿を返送した。とりあえず、一段落。
 もう一つの論文の原稿は、未だに帰って来ない。

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2007年4月19日 (木)

同好会誌のゲラが届く

 3月末に同好会誌の原稿を印刷所に送ったので、そろそろ届かなければ定期発行が危なくなるのではないかと思っていたが、今日やっとゲラが届いた。早く著者にゲラを送らなくては。

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2007年4月18日 (水)

見慣れないサシガメ

20070418blog  一週間ほど前のことだが、沖縄のゲッチョ先生から徳之島で採集した某カメムシを送っていただいた。それと一緒に、西表島で採集したという見慣れないサシガメが同封されていた。とりたてて特徴の無いサシガメなので、見慣れない、としか表現のしようが無かったのだが、とにかく、今までに見た記憶が無いサシガメだった。体長13mmほど。大きくもないが、だからと言って、小さいこともない。
 やはり気になったので、サシガメの分類が専門のI博士にその標本を送った。すると今日、どうやら新種らしい、との返事。新種の記載のためには、もっと標本が欲しいところだが、サシガメの仲間は単独生活をしているものが多い上に、捕食性なので、採集場所の焦点を絞りにくい。ゲッチョ先生によれば、畑のわきの立ち枯れの樹皮の下から採集したとのこと。山の奥で見つかったわけではなく、人里近くで見つかったというのも、ちょっと意表を突かれている感じだ。

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2007年4月17日 (火)

ダニの大発生

20070417blog1  一週間ほど前から職場の作業机の上を小さな茶色いダニが歩いているのに気が付いていた。ところが、今日はその数が急激に増えてきたので、気になってしまった。
 どこから湧いて出て来るのだろうかと思っていたら、窓の隙間を通って、外から侵入しているようだった。外に行くと、ダニがワラワラと歩き回っていた。
 ダニを知っている職場の同僚に名前を訊いたのだが、タカラダニの仲間ではないか、とのこと。典型的なタカラダニはもっと大きく真っ赤なので、タカラダニの仲間だとは思わなかった。人間に危害を加えるような種ではなさそうだが、あまり気分の良いものではない。

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2007年4月15日 (日)

田植えが始まる

 家に戻ったものの、震源に近いと思われる職場が気になったので、お茶を一杯飲んでから職場に出かけた。
 昨日の朝通ったときには、田圃に苗は植えられていなかったが、この週末のうちに一気に田植えが進んだのだろう。もうあちこちの田圃に苗が植えられていた。来週の週末ぐらいまでに、ほとんどの田圃で田植えが終わるのだろう。
 職場ではエレベータが止まっていたようだが、自分の関係する範囲では、多少物が倒れたりしていたものの、特に大きな異常も無かったようだ。もっとたくさん物が落ちているかと思ったのだが、揺れた方向が幸いしたのかも知れない。
 家に帰ってしばらくしたら、余震と思われる地震が来た。震度4、と予想したが、発表された震度も4だった。自分の震度に関する感覚は、だいたい正しいようだ。

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出かけている間に地震

 大学時代の合唱団の同窓会で昨日から浜名湖のほとりまで出かけていた。久しぶりに顔を見る昔の友人たちと、顔を突き合わせて話をすることができて楽しかった。
 今日は浜松まで出て楽器博物館を見学し、浜松駅のすぐ近くで鰻を食べていたら、一人が「地震?」と言った。言われてみれば、揺れているような気がした。テレビを見ていたらテロップが出て、三重県北部で震度5強とのこと。すぐに家に電話をしたが、電話が込んでいて繋がらなかった。とにかく、すぐに帰ることにして新幹線に乗ったら、新幹線の中からの電話でやっと家に電話が繋がり、無事とのこと。
 名古屋からの列車が止まっているのではないかと思っていたら、案の定そのとおりだった。しかし、まもなく近鉄が四日市まで運転するということで、とにかく乗った。四日市に着くと、またしばらくしたら普通電車で3つ目の塩浜まで運転するということなので、さらに塩浜まで向かった。するとそこには、名古屋を11:41に出発した松阪行きの急行が止まっており、人がたくさん乗っていた。ひょっとしたら動くのでは、との期待をしながら列車に乗り込んだところ、まもなく運転再開とのこと。すし詰め状態だったが、このような状況では仕方がない。一時は帰宅難民になるかと思ったことを思えば雲泥の差だ。
 ということで、多少余計に時間はかかったものの、無事に家まで辿り着くことができた。家ではガスが出なくなっていたぐらいだったが、物が壊れるようなことは無かったようだった。ガス会社に電話をしたところ、メーターの安全装置をリセットすれば良いとのことだったので、そのとおりやったら、無事にガスも復旧した。
 まずは無事で、メデタシ、メデタシ。

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2007年4月13日 (金)

郵便振替のサービス低下?

 送金の手数料が少なくて済むという理由で、昔から郵便振替の口座を開いている。その郵便振替だが、近頃よけいに時間がかかるようになった気がする。
 京都に住んでいた頃に口座を開設して、それをそのまま引き継いでいるので、現在の口座は大阪貯金事務センターにある。したがって、地元の郵便局で振り替えの手続きをすると、書類は大阪に送られていると思う。
 石垣島に住んでいた頃でも、郵便局で振り替えの手続きをしてから手元に通知が届くまでに一週間ぐらいしかかからなかったと記憶している。石垣島と大阪を書類が往復するのに一週間以下だったということだ。しかし、最近は一週間では通知が届かない。4月4日に手続きをした振り替えの通知が、今日になってやっと届いた。
 相手が郵便振替の口座を持っていれば、たかだか15円で送金できるので、郵政公社から見れば、原価割れでサービスをしているに違いないのだが、やはりもう少し早くならないものだろうかと思う。昔はやっていたのだから、できないはずはないのだと思うが。
 これも、郵政公社になってからのサービスの低下なのだろう。

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2007年4月11日 (水)

週刊ブックレビュー

 著者の高橋敬一さんから、4月22日(日)のNHK BS2 朝8時からの「週刊ブックレビュー」で「昆虫にとってコンビニとは何か?」が紹介されると連絡があった。評者はコラムニストの泉麻人さんとのこと。
 残念ながら我が家ではBS放送が見られない。これを読まれた人で番組を見られた人は、コメントをお寄せいただければ幸いです。

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田圃に水が入りはじめる

 一昨日あたりから、水田に水が少しずつ入り初めていた。今日はついに、一枚の田圃いっぱいに水が入っているところを見つけた。今月末ぐらいには田植えが始まるのだろう。

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安濃川の川原のヤナギのチビタマムシ

 これも昨日の話だ。
20070411blog1  石森さんらが帰られたあと、一番下の息子と一緒に散歩をした。安濃川の川原に行くと、下草が伸び、春らしくなっていた。種名まではわからないが、ヤナギの木が生えており、新芽が伸びていた。何か虫に食われている葉があったので、そこを探すとヤナギルリハムシPlagidera versicolora (Laicharting, 1781)がいた。さらに探すと、名前のわからないチビタマムシがいた。"チビタマムシ"と"ヤナギ"をキーに検索したら、ヤナギチビタマムシというのが出て来たが、どうやらそれとは違うらしい。小さい虫は、名前を調べるのが大変だ。

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ハサミムシの生態に関する対談

 昨日は挿画家(と言って良いのだろうか?多彩な才能を持った方なので、どんな肩書きにしたら良いのか迷ってしまう。)の石森愛彦さんが出版社の編集者の方と一緒においでになった。こんなことを書くと、ぼくが本を書いて石森さんの挿画が入る、なんて勘違いされるかも知れないが、そういう話ではない。では何なのかと言えば、石森さんが子供向きのハサミムシの本を作ろうとしているのだが、そこに書こうとしていることに嘘偽りが無いかどうかを再確認しようということだ。
 ハサミムシのことを真面目に観察したことがある人はそれほど多くは無いと思う。と言う事で、一時期、ハサミムシの観察に力を注いだことがある自分に話が回って来たわけだ。話を回していただいたのは、日本で今一番真面目にハサミムシの進化に関する問題に取り組んでいる北海道大学のKさんだ。
 しかし、わざわざ東京からおいでになったのには恐縮してしまう。
 石森さんとの話は面白かった。自分はついつい生態学的な面白さを中心に考えてしまうのだが、石森さんには愛情があるのだ。学会に出ても、話をするのは研究者ばかりなので、石森さんとの対談は刺激的だった。あっと言う間に2時間ほど経ってしまった。
 石森さんのことはよく知らなかったので、事前にネットで検索したら、吉村仁先生の「素数ゼミの謎」の挿画を書いておられるのだった。この本の挿画は印象深いものだったが、挿画家の名前までは意識していなかった。石森さん、ゴメンナサイ。サインをしていただこうと本を準備していたのだが、サイン入り本を一冊いただいてしまった。石森さん、ありがとう。
 とにかく、あまり日の当たらないハサミムシという昆虫の知られざる姿を、これからの将来を担う子供に紹介することによって、ハサミムシがもっと知られた虫になれることを期待したい。

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2007年4月10日 (火)

忘れかけた頃に花粉症の症状

 風呂から上がった途端にくしゃみが連発し、鼻水が出て来て止まらなくなってしまった。スギ花粉に対してはアレルギー反応があることはわかっていたが、ヒノキの花粉に対するアレルギーは無いものと思い込んでいた。しかし、今日の状態を見ていると、どうやらヒノキの花粉にも反応しているようだ。
 今日はブログに書くネタがたくさんあるのに、書く意欲がそがれてしまった。また、調子がいい時に今日のことを書こうと思う。

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2007年4月 6日 (金)

ヘリグロホソハマキモドキが群れ飛んでいた

20070406blog1  いつものように虫の調査に出ると、スゲの仲間と思われる背丈の低い草の上を小さな蛾が群れて飛んでいた。あまりにたくさんいるので、名前を知りたくなり、持っていたコンパクトデジタルカメラで写真を撮ったのだが、小さすぎてどうしようも無かった。ところが、何という偶然か、実験室に戻ったところ、部屋の壁に同じ蛾が1頭止まっていた。そこにあった一眼レフタイプのデジタルカメラにマクロレンズをつけて撮ったところ、はっきりわかる写真を撮る事ができた。名前を調べたところヘリグロホソハマキモドキ Glyphipterix nigromarginata Issiki, 1930 らしい。どうやら、この時期にはごく普通に見られる種らしいが、これまで気に留めたこともなかった。名前が分かると、何だか親近感をおぼえる。名前とは不思議なものだ。

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2007年4月 4日 (水)

シマトネリコに集まるダルマカメムシ

 安永智秀さんの論文の別刷が届いた。そのうち一つは、シマトネリコ Fraxinus griffithii CB Clarke に集まるカスミカメムシ科 Miridae ダルマカメムシ亜科 Isometopinae のカメムシに関する論文だ。
20070404blog4  石垣島の桴海於茂登岳の山麓にあるシマトネリコには様々なダルマカメムシ類が集まることが仲間内ではよく知られていた。『日本原色カメムシ図鑑第2巻』の図版1に写真が掲載されているシマトネリコの木だ。偶然に採集された個体をもとに記載されてその後なかなか採集されることが無かったメダカダルマカメムシ Astroscopometopus gryllocephalus (Miyamoto, Yasunaga & Hayashi, 1996) が再発見されたのもこの木だ。
20070404blog3  自分もこの木でメダカダルマカメムシを見つけ、コガシラダルマカメムシ Myiomma samuelsoni Miyamoto, 1965 やムナグロコガシラダルマカメムシ Myiomma takahashii Yasunaga & Hayashi, 2002 も見つけた。さらにまた別の特徴的なダルマカメムシを見つけたので、それを採集して安永さんに送ろうと思って持ち帰った。まずは写真を撮って、と思って撮影していたところ、1回シャッターを切った後、ピョンと跳ねて逃げられてしまった。何しろ体長が3mmほどしかない小さい虫なので、部屋の中ではあったものの再発見できなかった。とりあえず写りの良くない写真だけを安永さんに送ったところ、「新属新種です」と言われて驚いた。その後、他の仲間が同じ種の個体を採集して安永さんに送り、今日届いた論文に新属新種として記載されることになった。驚いたことに、この新種の属名は Kohnometopus となっている。自分の名前が種名に付けられたことはこれまでにもあったが、属名に自分の名前がついたのは初めてだ。最初に発見したものの、自分が採集した標本が標本が存在しないというのは、何とも間が抜けている感じがするのだが、それにもかかわらず、自分の名前を属名に付けていただいた安永さんには感謝感激だ。Kohnometopus fraxini Yasunaga, 2005、和名はまだ無い。種名の fraxini はシマトネリコの属名 Fraxinus に因んでいる。

文献

  • Yasunaga, T. 2005. Isometopinae plant bugs (Heteroptera: Miridae) preferably inhabitiing Faxinus graffthii on Ishigaki Island of the Ryukyus, Japan. Tijdschrift voor  Entomologie 148: 341-349.
  • 安永智秀・高井幹夫・中谷至伸. 2001. 日本原色カメムシ図鑑 第2巻.全国農村教育協会,東京.

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息子の入学式

20070404blog1  今日は息子の入学式だったので、仕事を休んで出かけた。昨日の夕方ぐらいから気温が下がり、今日も寒かった。極めて変わり易い天気で、日が照ったり雨が降ったりした。
 高等専門学校なので男が多いが、女子も少ないながらいた。しかし、息子の学科だけは男一色だった。まあ良いか。
 200人余りの新入生とそれを上回る数の保護者がいたはずだが、国歌斉唱のときの歌声は、何人が歌っているのかわからないようなものだった。外国人の転入生が数名いたが、どう感じただろうか。でも、まあ良いか。
 新入生の名前が全員呼び上げられたが、たかだか200人余りなので、それほど時間はかからなかった。
 式が終わってからは外でクラス写真の撮影。息子の学科が一番最初だったが、この時は晴れていた。しかし、最後の学科の写真を撮り終える頃には雨が降って来た。写真屋さん、ご苦労さん。
20070404blog2  すべてが終了したあとは、伊勢若松にある穴子料理専門店『魚長』で昼食。たいへん美味しゅうございましたけれど、量がやや上品でした。

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2007年4月 2日 (月)

黄砂が飛んでいる

20070402blog  今日は朝から空がぼんやりしている。曇っているのか晴れているのかよくわからない。地面を見れば、それなりにはっきり影ができているので、一応晴れているのだろうが、遠くは全く見えない。職場からすぐ近くに経が峰があり、その前山がすぐ目の前に見えるはずなのだが、今日はほとんど見えない。テレビの送信所がある長谷山も目の前にあるのだが、こちらもほとんど見えない。
 しばらくは、このような天気になることも多いのだろう。

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2007年4月 1日 (日)

鉄道写真を撮る人を撮る

 息子たちの進学と自分の学位取得の報告の挨拶と墓参りを兼ねて、家族揃って尾張一宮の実家に行く予定だったが、次男が熱を出したので、長男を三男を連れて三人で出かけた。鉄分の濃い長男と三男の希望で、途中で鉄道写真を撮影することになった。次男は鉄道趣味が無いので、次男がいないと落ち着いて撮影できるのだ。
 場所は三岐鉄道三岐線の起点の富田駅。JR富田駅と同じ構内にある。国道一号線に隣接しているので、場所もわかりやすい。さらに近鉄富田駅にも近い。
 三岐鉄道三岐線の旅客列車はすべて近鉄富田駅に乗り入れており、JR富田駅に乗り入れているのは貨物列車だけだ。息子たちによれば、自宅近くの紀勢本線は貨物列車が1日に1往復しかなく、貨物列車は貴重だということらしい。自分は東海道本線沿線で子供時代を過ごしたので、貨物列車は珍しくも何ともなく、とくに貨物列車に思い入れがあるわけではない。
20070401blog  ちょうど良い具合に、現地に到着してしばらくしたら、富田駅に進入してくる貨物列車があった。沿線から産出するセメントを積んだ貨車が繋がっている。富田駅で三岐鉄道の電気機関車からJR貨物のディーゼル機関車に繋ぎかえ、貨物列車は四日市方面に出発した。写真は富田駅を出発する貨物列車を撮る息子たち。
 1時間近くブラブラしていたと思うが、息子たちもそれなりに満足したようだった。もっとも、実家に行って墓参りを済ませてから、再びテツモードになって尾張一宮駅に向かったのだが。

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