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2007年3月13日 (火)

大川コレクションのハサミムシ

 先日の三重昆虫談話会の総会の折り、三重県立博物館のIさんから、博物館に寄贈された大川コレクションの目録作りのためのハサミムシの同定を依頼されたので、今日の午後は仕事を休んで出かけた。仕事を休んで、ということなのだが、裁量動労になっているので、半日の休みは出勤簿の上では休みを取ったことにはならない。やはり妙な気分だ。
 大川コレクションは、津市内のお医者さんでアマチュアの昆虫研究家でもある大川親雄さんが収集された昆虫類の標本のことだ。大川さんは三重県内だけで採集されているので、標本はすべて三重県産のものだ。しかも、トビムシやコムシなどの一部の原始的な分類群を除いて、ほとんどすべての分類群がそろっている。三重県の昆虫相を語る上では、非常に貴重な資料と言える。その大川さんは高齢で、本職も引退され、アマチュア昆虫研究家としても引退されたので、コレクションが博物館に移されたわけだ。
 博物館の収蔵庫は小さいため、大川コレクションは県庁の近くの別の建物に収納されているということだ。その場所へは博物館からIさんと一緒に向かった。さほど大きな部屋ではなかったが、博物館に入りきらない昆虫の標本が多数入っていた。大川コレクションは300箱近い数だという。あまりの数の多さに圧倒されそうだったが、幸か不幸かハサミムシは1箱にしか入っておらず、さらにその一部だけだった。
 予想を超えるものが入っていないかと期待したのだったが、すぐに名前がわかるものしかなく、期待は裏切られた形になった。しかし、コブハサミムシ Anechura harmandi Burr, 1904 が海岸線からそれほど遠くないと思われる場所でも採集されていたのは収穫だったような気がする。
 今日は三重県の甲虫研究家のIさん(博物館のIさんとは別人)もおいでになっており、一緒に大川コレクションを物色した。蝶の標本は少なかったが、三重県では普通は採れない蝶などがあり、中身は非常に濃いものだと思った。

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