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2007年3月29日 (木)

応動昆大会3日目

 学会も最終日3日目になると疲れが出て来る。委員会が前日にあるから、それを合わせれば4日目だし。自分の発表が最終日の午後になったのは、運が悪かったと思っておこう。
 今日は、ゴミムシ関係の発表がいくつかあったので、それをはずさないように聴いた。関連した内容の発表は、同じ会場で続けてくれれば良いのだが、今回も会場と会場の間を動き回らなくてはいけなかった。
 ゴミムシの発表以外では、橋本健一さんのモンシロチョウの休眠の遺伝性に関する講演も聴いた。モンシロチョウは蛹で冬休眠をするが、幼虫時代に感じた日長で休眠するかしないかが決まる。北の方に分布するモンシロチョウは、より長い日長条件で休眠に入るし、南の方に分布するものは、短い日長でも休眠に入りにくい。石垣島のものなどは、短日条件にしても、ほとんど休眠に入らない。橋本さんは、東京と石垣島のモンシロチョうを交雑させ、この子世代の休眠反応を調べた。すると、休眠に入る臨界日長は、東京のものと石垣島のものの中間的な時間になった。モンシロチョウの休眠性は遺伝的なものなのだ。ところが、この子世代の中から休眠に入らなかったものどうしを交雑させ、孫世代、曾孫世代のものの臨界日長は、子世代のものとほとんど変わらなかった。ここでは、休眠しない性質が選択されるのかと思っていたが、どうやらそういうわけではないらしい。今後の研究の成果が楽しみだ。
 安藤喜一先生の講演は、去年の昆虫学会に続き、カマキリの生活史のものだったが、最後の最後の方だったので、それを聴かずに帰ってしまった。安藤先生、ごめんなさい。それを聴いた人の話では、例の『カマキリは大雪を知っていた』(酒井與喜夫著)に対して批判する発言をされたそうだ。今年の秋の昆虫学会が楽しみだ。

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テレビでみたけど1823人が住民登録。石垣島スローライフっていいなぁ観光と住居は別とにかく仕事はないので年金暮らしか仕事を持ってこれる人じゃないと現実的には難しいとのこと。 [続きを読む]

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