カマドウマのハリガネムシ
今週始めからN県の農業関係の試験場にお勤めのKさんが職場においでになっている。畑のトラップで採れた虫のサンプルをたくさん持参していただいたのだが、その中にハリガネムシに寄生されたカマドウマがあった。
カマキリ類に寄生するハリガネムシは何度も見たことがあったが、カマドウマに寄生したものは見たことがなかった。カマキリに寄生したハリガネムシでも、随分長いのがよく入っているものだ、と思うのだが、カマドウマのハリガネムシもカマキリのハリガネムシとほとんど長さは変わらないように思える。ざっと見たところ、ハリガネムシの長さはカマドウマの体長の10倍はありそうな感じだ。どうやってこんなに長いのがカマドウマの中に入っていられるのか、まだ外に出てくる前に解剖でもして、中を見てみたいものだ。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
やはり水辺にさそって出てくるのでしょうか。台所でハリガネムシ出されたらたまりません。外にいる個体だから寄生されたのでしょうが。
投稿: Zikade | 2007年1月26日 (金) 12時59分
Zikadeさん、コメントありがとうございました。
カマドウマは樹洞や洞窟に棲んでいて、普通は畑には出て来ないでしょうから、ハリガネムシに行動を制御されてしまったのかも知れないですね。
投稿: Ohrwurm | 2007年1月26日 (金) 22時55分