冬なのにアワヨトウが・・・
いつものように職場でトラップの調査をしていたら、コナガ Plutella xylostella (Linnaeus, 1758) の調査のために設置している粘着式フェロモントラップに思いがけないものが捕らえられていた。アワヨトウ Mythimna separata (Walker, 1865) だ。この前粘着板を交換したのは元旦なので、今年に入ってから飛び込んだことは間違いない。
アワヨトウは冬に休眠する性質を持たないので、ある程度以上の温度があれば冬でも発育することはできるだろうが、暖冬とは言え、この寒さの中を飛んでいたとは驚いた。
このトラップの誘引源は化学合成したコナガの性フェロモンだが、コナガ以外の特定の蛾もしばしば捕獲される。それも調査の時のささやかな楽しみになっている。この場所でアワヨトウが捕獲されたのは調査を始めてから初めてのことだが、偶然飛び込んだのか、それとも誘引されて飛び込んだのか、興味惹かれるところだ。
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