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2006年12月23日 (土)

昔ながらの中華そば屋

 名古屋に用があったので名古屋まで行ったついでに、少し足を伸ばして尾張一宮の実家に立ち寄った。実家からそれほど遠くないところには「ベトコンラーメン」で有名な新京という飲食店があるが、まだ一度も入ったことがない。高校生の頃には、外食するということは贅沢であり、滅多に外食したことがなかったし、大学は他所に行ってしまい、その後実家に戻ることなく、北は盛岡市、南は石垣島まで動いて、やっと実家の近くの津市まで戻ってきたので、これまで行く機会がなかったのだ。「ベトコンラーメン」は、この店から暖簾分けされた店があちこちあり、ネットで検索すればたくさん情報が得られるが、この総本家とも言える一宮市の新京に関しては、営業時間や定休日に関する情報すら得られない。情報が全くない状態だったが、実家から歩いて10分ほどの距離なので、昼食に、と思ってとにかく行ってみた。しかし、案じられたように、やはり「準備中」となっていた。おそらく夕方だけの営業なのだろう。
 仕方がないので、予備として考えておいた大脇屋に出かけた。昔、東海道線と名鉄線の線路が高架ではなかったとき、巡見街道踏切という警手がいる踏切があったが、そのすぐ西側にある店だ。昔から「大脇屋」と呼んでいたが、見えるところには「大脇」としか書かれていない。この店に入ったのは30年以上も前のことだ。実家からは歩いて3分ほどなのに。もちろん、店の中のことは全く記憶がない。
 店に入って驚いた。小さいのだ。テーブルは3つしかなく、しかも小さい。それぞれのテーブルには4つずつ椅子が添えられているが、それもまた小さい。とても大人4人が一つのテーブルを囲める大きさではないのだ。店に入った時、それぞれのテーブルは2人ずつに占領されていた。
 昔のことを思い出せるかも知れないと思って、「中華そば(大)」を注文した。出てきたのは、極めて簡素なものだった。小さいがやや厚めのチャーシューが4枚、やや細めに刻まれたメンマとネギ。ただそれだけだ。スープは鶏ガラであっさりとした醤油味。今時のラーメンと比較すると、特徴と言える特徴が全くないラーメンだった。昔は確かナルトが乗っていたが、ナルトは無かった。
 極めて特徴に欠けるものだったが、美味しかった。値段は460円。並なら360円。今時のラーメンと比べると安い。メニューも少なく、中華そばほかは、焼きそば、チャーハン、ワンタン、ワンタンメン、チャーシューメンぐらいしかない。
 これだけのメニューでよく店が続いているものだと思うが、簡素ながらもいい味で、固定客をつかんでいるのではないかと思われた。店にいる間も、馴染み客と思われる人が来ていた。これからも永く続いて欲しい店だ。

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