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2006年12月13日 (水)

盛口満著「生き物屋図鑑」

盛口満著「生き物屋図鑑」
ISBN4-87746-100-0
2006年12月15日発行 1,700円+税
木魂社
Ikimonoya_zukan  生き物が好きになってある一線を超えてしまった人たちのことが書かれているエッセイ集だ。自分も虫屋であり、さらに細かく見れば、カメムシ屋であったりハサミムシ屋であったりするし、生き物への接し方から見れば、生態屋と言える。この本で紹介されている人たちは、生き物好きでない人から見れば変な人たちばかりであるが、自分から見れば素晴らしい素質を持った人たちばかりだ。しかしまあ、いろいろな人がいるものだと思うし、ここに紹介されている人が著者のところに集ってきたということも、著者の才能のなせる業かもしれない。こういう人たちと比べてみれば、自分は少しは普通の人に近いかも知れないとも思える。
 エピローグに書かれている今の世の中に対する疑問は、自分の感じていることと共通している。みんな同じ土俵で競争するのではなく、それぞれの持ち場で生き生きとできる世の中になって欲しいものだ。
 著者であるゲッチョ先生の本は今までに何冊も読んで、面白い人だと思っていたが、ちょっと前まで直接のおつきあいは無かった。ところが、このブログを書いていたことがきっかけになって、繋がりをつくることができた。仲を取り持っていただいたひるぎさんには感謝している。

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コメント

ゲッチョ先生のH・Pのコラムをご覧になりましたか?
Ohrwurmさま登場してますよ~(やっぱり変人扱い)。

投稿: ひるぎ | 2006年12月17日 (日) 00時46分

わ、わ、わ、わぁ・・・・
確かに出てました。
ひるぎさん、情報ありがとうございました。

投稿: Ohrwurm | 2006年12月17日 (日) 11時37分

今夕出張先の福岡の本屋で手に取ってみました。Ohrwurmさん以外にハサミムシ屋がいるのには驚きました。冬虫夏草屋はあっても、セミ屋は出ていなかったので買いませんでした。まだまだ変ではないのでしょう。

投稿: Zikade | 2006年12月19日 (火) 23時40分

Zikadeさん、福岡ですか?長浜ラーメン食べたいです。
 この本に出ているハサミムシ屋のカミムラさんは、ぼくよりずっと若い人です。ハサミムシはぼくの材料の一つに過ぎませんが、カミムラさんは材料の中心です。ぼくが石垣島にいるとき、一緒にドウボソハサミムシを採りに山の中に入りました。
 もう一人、ハサミムシの分類屋さんがいますが、ぼくよりもずっと年上です。
 去年の岡山大学で開催された昆虫学会では、この3人による非公式のミニサミットを開きました。

投稿: Ohrwurm | 2006年12月20日 (水) 07時05分

Zikadeさま、横から失礼します。
高橋さんが『八重山列島昆虫記』の中で
「ハサミムシ屋なんて世界に3人くらいしかいないのだから、サトウキビ畑のすみっこでおとなしく・・・」と書かれていました(何度読んでも吹き出します)。愉快なからかい言葉だと思っていたら本当に少ないのですね、ハサミムシ屋さん。

投稿: ひるぎ | 2006年12月20日 (水) 09時45分

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