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2006年12月

2006年12月31日 (日)

一年を振り返って

 7月にブログを書き始めたので、もうすぐ半年になる。気晴らしのつもりで始めたが、何とか続いている。目にした自然を中心に話題にしているが、自然の中には話題の素材がいくらでも転がっているということなのだろう。他人が読んでも面白くも何ともないことが多いだろうと思うのだが、あとから振り返って読んでみると、その頃のことがいろいろ思い出される。
 今年は思いがけず一週間も寝込む病気をしてしまった。こんなに長いこと寝込んだのは、幼稚園に通っていた頃、はしかで寝込んだとき以来かも知れない。何かとストレスが多い昨今だが、うまくかわして心身に負担をかけないように気をつけたいものだ。

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2006年12月30日 (土)

昨日の雪

 今朝の新聞を見たら、昨日の雪で四日市市で20cmの積雪があったとのこと。我が家のある津市から大して離れていないのに、えらい違いがあるもんだと思った。我が家の周辺では、朝方から昼過ぎ頃まで時折ちらちらと雪が舞う程度で、地面を湿らす程度にもならなかった。
 昨日の昼頃、近所のスーパーマーケットに歩いて買い物に行ったとき、信号待ちをしていたら、屋根の上に10cmほどの雪を乗せた車が続けて2台通ったので、その時は鈴鹿峠方面から来たのではないかと思ったのだが、四日市方面から来た車だったのかも知れない。

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2006年12月29日 (金)

高感度地震感知装置

 午後9時15分頃のことだったが、部屋の障子の引戸が一瞬ガタンと鳴った。子供がどこかの扉を閉めた拍子に揺れたのかと思ったのだが、珍しく全員が大人しくしていた。ならば地震なのかと思ったのだが、家族全員誰も地震だとは思っていない。やっぱり気のせいだったのだろうか。
 すると暫くして、テレビのテロップに愛知県で震度1の地震があったというのが流された。それを見て、やっぱり地震だったのだ、と思ったのだが、よくもまあ弱い地震を感知できたものだと思った。気象庁のウェブサイトを見たら、三重県では最北部の桑名市付近で震度1だったようだ。こちら津市付近では、無感ということになる。
 地震を感じる感度が高いのは、それはそれで悪くないのだが、あまり役に立つとも思えない。

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2006年12月28日 (木)

思いがけず虹を見る

 仕事は今日までだが、年休をとった。と言いながら、飼育している虫の餌を替えてやらなくてはならないので、出勤した。定時に出勤する必要もないし、いつ帰ってもかまわない、というところだ。
 風が強く寒そうな気がしたので、今日はバイクではなく車で出勤した。朝家を出る時は風は強かったが、雨は降っていなかった。ところが、途中から小雨がぱらつくようになってきた。いかにも冬らしい天気だ。
20061228blog  職場は山に近いので、市街地に比べれば雲が出易い。市街地のある東の方は雲が切れてきたので、陽が射してきた。すると北西の空には奇麗な虹が現れた。向こうはまだ雨が降っているようだ。

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2006年12月27日 (水)

コンビニエンスストアの競争始まるか?

 通勤路の途中にコンビニエンスストアMの建物が出来たのは半年以上前だったが、長らく「経営者募集中」になっていた。ところが、最近気が付いたら何時の間にか「アルバイト募集中」に変わっていた。やっと経営者が決まったようだ。しかし、この店の経営者は永遠に現れないのではないかと予想していたので、いささか驚いた。
 この店の斜向いには、片側一車線の狭い県道を挟んで別のコンビニエンスストアSがあるのだ。競合するのは誰が見ても明らかだ。
 生態学的に見れば、同じ生態学的地位を共有するものは共存できないという法則があり、単純な数理モデルを使って考えれば、どちらか一方が絶滅してしまう可能性が高いのだ。このあたりは人口密度も低いので、県道を通行する車に乗っている人の利用をあてにしなければいけない。だとすれば、既存のコンビニエンスストアSとの間で限られた資源を分け合わなければいけないことになるので、どう見ても収益率が高くなるようには思えない。両方とも経営は厳しく、消耗戦になるのではないかと見ている。
 自分はコンビニエンスストアSを一度も利用した事がないので、おそらく新しくできるコンビニエンスストアMを利用する事はないと思う。ただ、一人の傍観者として、この2件のコンビニエンスストアの成り行きを観察していくことになると思う。
 それにしても、コンビニエンスストアMの本部はどういうつもりでこんな場所に店を作ったのだろうか?コンビニエンスストアSに喧嘩を売っているのだろうか?自然観察者には理解できない。

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2006年12月25日 (月)

「のだめカンタービレ」最終回

 テレビドラマ「のだめカンタービレ」の最終回を見た。テレビドラマはほとんど見ないのだが、音楽ネタということもあったので、大した期待もすることなく見始めたのだが、最終回までしっかり見てしまった、という感じだ。もともとの原作はマンガだということで、テレビドラマでもマンガ的な表現がたくさん出てきたが、それなりに効果的に使われていたと思う。上野樹里や玉木宏も好演だったと思う。
 最後まで見た印象としては、音楽が楽しいことを再認識させてくれたように思えた。石垣島に住んでいたときは、町田交響楽団との第九演奏会に合唱団員として参加したこともあったが、それ以外の音楽活動から遠ざかっていたし、こちらに来てからも全く音楽活動をしていない。このテレビドラマを見て、またやってみたいな、という気になってきた。

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2006年12月24日 (日)

フユイチゴ

 久しぶりにいつものフィールドに出かけた。クヌギ Quercus acutissima Carruthers  の樹幹にいるクヌギカメムシ Urostylis westwoodi Scott, 1874 は少し個体数が減ったような気もするが、まだ交尾をする個体もあれば、産卵している個体もあった。今年は去年よりも暖かいので、年が明けても産卵が続きそうな気がする。
20061224blog  雑木林の中を歩き回ったらフユイチゴ Rubus buergeri Miquel の実が目に付いた。しかし、葉はたくさんあるものの、それほど多くの実はついていない。学生時代は京都北山でたくさんのフユイチゴの実を集めてジャムを作ったことがあるが、ここにあるフユイチゴだけでは、とてもジャムを作れるほどたくさんは集められそうにない。フユイチゴは夏に実がなるキイチゴの仲間よりも味が濃いので、ジャムにはよく合うと思っている。たくさん集めるのが大変なのが最大の難点だ。

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2006年12月23日 (土)

昔ながらの中華そば屋

 名古屋に用があったので名古屋まで行ったついでに、少し足を伸ばして尾張一宮の実家に立ち寄った。実家からそれほど遠くないところには「ベトコンラーメン」で有名な新京という飲食店があるが、まだ一度も入ったことがない。高校生の頃には、外食するということは贅沢であり、滅多に外食したことがなかったし、大学は他所に行ってしまい、その後実家に戻ることなく、北は盛岡市、南は石垣島まで動いて、やっと実家の近くの津市まで戻ってきたので、これまで行く機会がなかったのだ。「ベトコンラーメン」は、この店から暖簾分けされた店があちこちあり、ネットで検索すればたくさん情報が得られるが、この総本家とも言える一宮市の新京に関しては、営業時間や定休日に関する情報すら得られない。情報が全くない状態だったが、実家から歩いて10分ほどの距離なので、昼食に、と思ってとにかく行ってみた。しかし、案じられたように、やはり「準備中」となっていた。おそらく夕方だけの営業なのだろう。
 仕方がないので、予備として考えておいた大脇屋に出かけた。昔、東海道線と名鉄線の線路が高架ではなかったとき、巡見街道踏切という警手がいる踏切があったが、そのすぐ西側にある店だ。昔から「大脇屋」と呼んでいたが、見えるところには「大脇」としか書かれていない。この店に入ったのは30年以上も前のことだ。実家からは歩いて3分ほどなのに。もちろん、店の中のことは全く記憶がない。
 店に入って驚いた。小さいのだ。テーブルは3つしかなく、しかも小さい。それぞれのテーブルには4つずつ椅子が添えられているが、それもまた小さい。とても大人4人が一つのテーブルを囲める大きさではないのだ。店に入った時、それぞれのテーブルは2人ずつに占領されていた。
 昔のことを思い出せるかも知れないと思って、「中華そば(大)」を注文した。出てきたのは、極めて簡素なものだった。小さいがやや厚めのチャーシューが4枚、やや細めに刻まれたメンマとネギ。ただそれだけだ。スープは鶏ガラであっさりとした醤油味。今時のラーメンと比較すると、特徴と言える特徴が全くないラーメンだった。昔は確かナルトが乗っていたが、ナルトは無かった。
 極めて特徴に欠けるものだったが、美味しかった。値段は460円。並なら360円。今時のラーメンと比べると安い。メニューも少なく、中華そばほかは、焼きそば、チャーハン、ワンタン、ワンタンメン、チャーシューメンぐらいしかない。
 これだけのメニューでよく店が続いているものだと思うが、簡素ながらもいい味で、固定客をつかんでいるのではないかと思われた。店にいる間も、馴染み客と思われる人が来ていた。これからも永く続いて欲しい店だ。

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2006年12月22日 (金)

おならをするゴミムシ

20061222blog  今、職場の実験室でミイデラゴミムシ Pheropsophus jessoensis Morawitz, 1862 を飼っている。ミイデラゴミムシに近縁なオオホソクビゴミムシ Brachinus scotomedes Redtenbacher, 1868 も飼っている。飼っていると言っても、卵を産ませて殖しているわけではなく、ただ生かしているだけと言った方が正しい。夏に採集したのが、今も元気に生きている。餌は週に1回、ガの幼虫を与えているのだが、それだけだ。
 ミイデラゴミムシが有名なのは「おなら」をすることだ。「おなら」をすることに関しては、ミイデラゴミムシもオオホソクビゴミムシも同じだ。はっきり耳に聞こえる「ポン」とか「ピュー」とかいう音がする。餌をやるときに霧吹きで水を掛けてやるのだが、必ずと言って良いほど「おなら」をするので、慎重に作業を進めることになる。こちらはこれらのゴミムシのためを思って、餌を与え霧を掛けてやるのだが、そんなことはゴミムシたちにとっては関係ない。今日も3匹のミイデラゴミムシと2匹のオオホソクビゴミムシが「おなら」をした。
 危害がこちらに及ぶかも知れないという点でミイデラゴミムシ以上に注意を払った方が良いと思われるのはエゾカタビロオサムシ Campalita chinense (Kirby, 1818) だ。こいつは刺激性の強い液体をビュッと飛ばす。ミイデラゴミムシと違って音は出ないので大したことは無いかと一瞬思うのだが、この液体が顔につくとヒリヒリして痛い。エゾカタビロオサムシも1匹飼っているのだが、餌をやるときに注意しているのは言うまでもないことだ。

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2006年12月21日 (木)

京都へ

 今日は京都へ出かけた。津駅から近鉄丹波橋駅まで近鉄特急に乗り、そこで京阪電鉄に乗り換えた。津から京都方面への直通列車は無いので、少なくとも一度はどこかで乗り換えなければならないが、JRとは違い、30分以内に乗り継げば特急料金が距離に応じた一定の額になっているところは嬉しい。行きは伊勢中川で乗換だった。途中、伊賀神戸で乗車してきたご婦人(ぼくよりずっと年上)が「東寺に行くにはどうしたら良いのか」と乗務員に質問している。何も考えずに特急に乗り込んだような感じだった。東寺の近くには東寺駅があり、そこから近い。終点の京都駅の一つ手前で急行の停車駅でもある。何の用で東寺に行くのだろうなぁ、とその時は思った。
 帰りはちょっと寄り道をして、近鉄桃山御陵前のガード下にあるラーメン屋で夕食をとってから帰ろうと心づもりをしていたのだが、ほぼ30分毎にしかない特急に乗ることを考えると、ちょうど拍子の悪い時間帯に当たってしまい、涙を飲んで諦め、丹波橋駅の構内のうどん屋に入った。そこでの店員の会話で、「今日は弘法さんの日だから・・・」というのが聞こえ、なるほど、今日は弘法大師の命日なのだ、と思い出した。京都に住んでいた頃は、21日は弘法さん、25日は天神さん、というのをしっかり意識していたが、もう京都を離れて20年以上にもなり、すっかり意識から遠のいていた。行きの特急のご婦人は弘法さんの命日で東寺に行こうとしていたわけだ、というように話が繋がった。
 せっかく京都まで行ったので、何か土産を買って帰ろうと思っていたのだが、丹波橋駅にはコンビニエンスストアはあるものの、土産になりそうなものは何も売っていない。途中の乗換の大和八木駅には生八つ橋があるのを知っていたが、乗換の時間があまりに短いので、とても買う余裕は無かった。家族には不評かも知れないが、今日は土産なしになってしまった。
 鉄分が多いので、最後に少し電車のこと。今日は往復合わせて4回も近鉄特急に乗ったが、運の悪いことに、4回すべてが12200系という現役では最も古い型の車輌に当たってしまった。同じ特急料金を払うなら新しい電車に乗りたいものだ。近鉄特急で一番新しいのはアーバンライナー・ネクストだが、これは大阪難波と名古屋を結ぶノンストップ特急にしか使われていないので、まず乗る機会はないので計算に入れていないが、できることならACEと呼ばれている22000系の電車に乗りたいものだと思っている。

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2006年12月20日 (水)

卓球納め

 職場で昼休みに卓球をやっているが、卓球台が置いてある会議室が来週から年末まで本来の会議に使用されるようになるため、今年は明日まででおしまいになる。しかし、明日は出張なので、今日が最後になった。
 今月は体調不良のため、3日間しかできなかったのがちょっと残念だ。来年は体調管理に気をつけなくては。

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2006年12月18日 (月)

ジョウカイの幼虫

20061218blog  今日のピットフォールトラップの調査ではジョウカイの仲間の幼虫が入った。さすがに幼虫では種まで同定はできない。
 ジョウカイの仲間の幼虫を初めてみたのまだ大学院生だった頃だが、その時は何の幼虫なのか全く見当がつかなかった。なぜそんなものを見つけたかと言えば、調査対象だったコブハサミムシ Anechura harmandi Burr, 1904 の卵保護中の♀成虫を、このわけのわからない幼虫が捕食していたからだ。ビロウド状の短い毛に被われて、いかにも暖かそうに見える。
 とにかく、名前がわからないのでは埒があかないので飼育してみた。同じように見えた幼虫から、ジョウカイボン Athemus suturellus (Motschulsky, 1860) とアオジョウカイ Themus cyanipennis Motschulsky, 1857 の2種が出てきた。予想もしなかったものが羽化したので、大変驚いた。
 この界隈で見られるジョウカイの仲間でもっとも普通に見られるのはジョウカイボンなので、おそらく今日見つけた幼虫はジョウカイボンの幼虫ではないかと思う。

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2006年12月17日 (日)

耳の虫

 ある音楽が頭の中でグルグル回って離れなくなってしまう状態のことをドイツ語で"zum Ohrwurm geworden"と表現するらしい。Ohrwurmはハサミムシのことでもあるわけだが、直訳すれば"耳の虫"ということになる。だから、"zum Ohrwurm geworden"は「耳の虫になる」という意味になる。
 近頃はゆっくり音楽を聴くこともなくなってしまったが、この秋から始まった「のだめカンタービレ」を毎週月曜日に見ているので、音楽に接する時間は多少は長くなったようにも思える。「のだめカンタービレ」のおかげで、うちの息子たちも少しは西洋古典音楽に親しみを持ってくれたような気もする。BeethovenのSymphonie Nr. 7のメロディーが長男の口からも発せられるようになった。
 そんな中、昨日はSchubertの"Wanderer Phantasie"が頭の中で回り出した。第4楽章の主題。それが、ハサミムシになってしまったわけだ。何となく落ち着かなくなってしまったので、久しく聴いていなかったCDを持ち出してきてAshkenazyの演奏を聴いた。

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2006年12月16日 (土)

一度は演奏会に行ってみたいと思うものの

 今日は学生時代に所属していた合唱団の定期演奏会がある。もう45回目になるようだ。自分が初めてステージに載ったのは第17回からなので、もう随分昔のことになる。
 就職してからは、気軽に演奏会に行ける場所に住んだことがなかったので、ずっと演奏会に行けなかったのだが、ここ三重県は実に微妙な地理的距離になる。夕方からの演奏会が終演するまでは何とか会場に居られるのだが、そのあとの打ち上げに参加しようと思うと、家に帰れなくなるのだ。
 というわけで、一度は演奏会に行ってみたいと思うのだが、今年も遠くから演奏会の成功を祈らせていただくだけだ。もし現役の団員さんがこれを読まれていたら、土曜か日曜の午後ぐらいに演奏会を開いて、打ち上げにもゆっくりと参加できるようにしていただくことも考えて欲しいと思うのだ。演奏会が楽しみなのはもちろんなのだが、OB、OGにとって、ゆっくり話ができる機会も楽しみなのだから。
 勝手なお願いかなぁ?

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教育基本法の改正

 教育基本法の改正案が参議院を通過したが、未だになぜ教育基本法を改正しなければいけなかったのかが理解できない。今までの教育基本法のどこに不備があったのだろうか。
 自然観察者の目で見れば、この世界で起こっていることはすべて自然の摂理に従って動いており、それに逆らうためにはエネルギーを必要とする。
 人間の社会も、もともとは自然の摂理に従って動いてきたが、産業革命以来、人間は自然の摂理に逆らうために力を得た。それによって社会が変わり、法律もつくられた。
 法律とは、社会で生きて行くためのマニュアルに他ならず、マニュアルができればそれに頼る人間がうまれ、さらにはマニュアルがすべてだと思い込んでしまう人間も出てくるのが自然法則から導かれる結果でもある。
 本来、教育を受けることとは自然法則に従って動いている社会の中で生きて行くための力を身につけるであり、そのときの社会の情勢とは基本的に独立のものだと思う。だから、法律を変えたところで、教育の本質は変わるものではないと思う。それなのに、今の教育がおかしいからと言って教育基本法を変えようとするのは、短絡的で意味の無いことだと思うのだ。
 法律にこう書かれているからこうしなければいけない、というのはマニュアル人間的発想だ。法律がなくても、そのときの状況から何をすべきか考えるのが、本来の社会のあり方ではないだろうか。下手な法律を作ると、抜け穴を利用して、うまいことをやろうと考える不埒な者が必ず現れる。それも自然法則から導かれる結果だ。
 とにかく、新しい教育基本法は、余計なことが書かれすぎているように思われてならない。

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2006年12月13日 (水)

盛口満著「生き物屋図鑑」

盛口満著「生き物屋図鑑」
ISBN4-87746-100-0
2006年12月15日発行 1,700円+税
木魂社
Ikimonoya_zukan  生き物が好きになってある一線を超えてしまった人たちのことが書かれているエッセイ集だ。自分も虫屋であり、さらに細かく見れば、カメムシ屋であったりハサミムシ屋であったりするし、生き物への接し方から見れば、生態屋と言える。この本で紹介されている人たちは、生き物好きでない人から見れば変な人たちばかりであるが、自分から見れば素晴らしい素質を持った人たちばかりだ。しかしまあ、いろいろな人がいるものだと思うし、ここに紹介されている人が著者のところに集ってきたということも、著者の才能のなせる業かもしれない。こういう人たちと比べてみれば、自分は少しは普通の人に近いかも知れないとも思える。
 エピローグに書かれている今の世の中に対する疑問は、自分の感じていることと共通している。みんな同じ土俵で競争するのではなく、それぞれの持ち場で生き生きとできる世の中になって欲しいものだ。
 著者であるゲッチョ先生の本は今までに何冊も読んで、面白い人だと思っていたが、ちょっと前まで直接のおつきあいは無かった。ところが、このブログを書いていたことがきっかけになって、繋がりをつくることができた。仲を取り持っていただいたひるぎさんには感謝している。

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2006年12月12日 (火)

濃霧の中の帰宅

 仕事を終えて帰宅しようとしたら、すべてが霞んで見える。霧が出ていたのだ。今日は朝には雨が降っていたので車で出勤したのだが、その車にはびっしりと露が付いていた。それほど寒さを感じなかったのも確かなので、おそらく気温も上がっていたのだろう。もちろん、風もほとんど感じられない。
 久しぶりに霧の中で運転することになり、非常に気を遣った。自分の車の速度が遅いことは確かだが、他の車の速度も心なしか普段より遅いように感じられる。

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2006年12月11日 (月)

アオマツムシのご臨終

20061211blog  今朝、職場のピットフォールトラップの調査をしていると、その中の一つにアオマツムシ Calyptotrypus hibinonis (Matsumura, 1928) の♀が死んで落ちていた。まだ硬くなっていなかったので、この週末のうちに死んだのだろう。
 あれほど騒々しく鳴いていたアオマツムシの鳴き声が聞かれなくなってから、もうずいぶん時間が経つが、まだ生き残っていたとは少々驚いた。鳴いている♂が死に絶えてしまっても、♀は寒くなるまで生き残って、産卵を続けているということなのだろう。
 トラップに入っていたアオマツムシの死体は左の触角が基部近くから先がなくなっているものの、意外なほど形を留めている。せっかくなので、持ち帰って標本にすることにした。

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2006年12月10日 (日)

高橋敬一著「昆虫にとってコンビニとは何か?」

高橋敬一著「昆虫にとってコンビニとは何か?」朝日選書812
ISBN4-02-259912-X
2006年12月25日発行 1,200円+税
朝日新聞社

20061210blog_2

 各章の表題は全て「昆虫にとって○○とは何か?」という問いかけになっており、昆虫と人間の関わりについて、今までに無い視点から論考されている。帯には「ちょっとひねくれた自然論」とあるが、まさに的を得た表現だと思う。本になる前の原稿も読ませていただいたが、自分の自然に対する見方と共通する部分が多く、多くの人に読んでもらいたい本だと思った。
 コラムには色々な昆虫が紹介されているが、これまでに紹介されたことのない昆虫の写真も多数掲載されているので、これも一見の価値があると思う。

目次
1.昆虫にとって車とは何か?
2.昆虫にとってカビとは何か?
3.昆虫にとって船とは何か?
4.昆虫にとってコンビニとは何か?
5.昆虫にとってビールとは何か?
6.昆虫にとってペットの糞とは何か?
7.昆虫にとって材木とは何か?
8.昆虫にとってイナゴの佃煮とは何か?
9.昆虫にとって人家とは何か?
10.昆虫にとってスギ林とは何か?
11.昆虫にとって小さな公園とは何か?
12.昆虫にとってゴルフ場とは何か?
13.昆虫にとって沖縄とは何か?
14.昆虫にとって小笠原とは何か?
15.昆虫にとってスーパーとは何か?
16.昆虫にとって台所とは何か?
17.昆虫にとってファーブルとは何か?
18.昆虫にとって名前とは何か?
19.昆虫にとって生き虫の輸入とは何か?
20.昆虫にとって自然保護とは何か?
21.昆虫にとって昆虫マニアとは何か?
22.昆虫にとって昆虫採集禁止論者とは何か?
23.昆虫にとって昆虫研究者とは何か?
24.昆虫にとって戦争とは何か?
25.昆虫にとって生まれてきた目的とは何か?
26.昆虫にとって昆虫とは何か?
27.昆虫にとって人間の性欲とは何か?
28.昆虫にとって人間の持つ価値観とは何か?
あとがき
参考文献

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今度こそ風邪か?

 昨日の講演が終わったので少しホッとしたが、1時間も喋ったせいか、喉の調子がおかしくなった。その上、昨日の夜は寝付きが悪かったし、今朝も5時前に目が覚めてしまった。何となく頭が重いのも気になる。
 来週には大事な用があるので、そのための準備も必要で、今風邪を引くわけにはいかないのだ。風邪でなければ良いのだが・・・・

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2006年12月 9日 (土)

昆虫学会東海支部講演会

 今日は第146回日本昆虫学会・第83回日本応用動物昆虫学会東海支部合同講演会に出席するため三重大学生物資源学部に出かけた。先月中旬以降、体調を崩して準備ができないかと思って本当に焦っていたが、何とか昨日の夜までに準備が間に合った。
 今日は石垣島に住んでいたときに調べていた、植食性のホシカメムシとそれを特異的に食べている捕食性のホシカメムシの生態についての話をした。持ち時間は1時間以上あったので、思うように話す事ができるかと思ったが、内容がやや幅広すぎたこともあり、あまり馴染みのない亜熱帯の植物と昆虫の話だったので、十分に理解していただけたとは思えない感じだった。やはり、準備の時間が足りず、話す内容を十分に吟味できなかったということのようだ。
 左が植食性のアカホシカメムシ、右がアカホシカメムシの仲間を特異的に食べるベニホシカメムシ。似ているのは偶然ではないはずです。
20061209blog1 20061209blog2

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2006年12月 7日 (木)

バイクのオイル交換

 一昨日、医者に行くために休みをとったついでにバイクのオイル交換をした。1000kmごとのオイル交換を勧められていたのだが、ついついバイク屋に行きそびれ、もう200kmほど超過してしまっている。
 自分のバイクは、バイクと言っても格好の良いバイクではなく、実用本位のスーパーカブだ。他の50ccのバイクの燃費のことはよく知らないが、自分のバイクの実績では1リットルのガソリンで65kmほど走っている。我が家の1200ccの自動車に乗るのと比べると、ほぼ1/5のガソリン消費量ということになる。環境にかける負担が少ないと思うだけで気持ちが良い。
 先週までは病気で寝込んでいたので、しばらくバイクにも乗っていなかったわけだが、そのせいでエンジンの調子が悪いと思っていた。ところが、オイルを交換したら、それまでの不調が嘘だったかのようにエンジンの調子が良くなった。今まであまり感じたことは無かったのだが、オイル交換を馬鹿にしてはいけないと実感させられたのだった。これからも真面目にオイル交換をしようと思う。

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2006年12月 3日 (日)

既にクヌギカメムシの産卵が始まっていた

 体調が悪い日が続いていたこともあり、もうずいぶん長いことまともにフィールドに出ていない。今日は西風が強い日だったが、晴れていたので、外の気候に体を慣らすためにもいつものフィールドに出かけることにした。もちろん、クヌギカメムシ Urostylis westwoodi Scott, 1874 のことが気になっているということもある。
20061203blog1  早速現地のクヌギ Quercus acutissima Carruthers の木の幹を探したが、ほどなく産卵しているクヌギカメムシを見つけることができた。1か月前には全く見つけることができなかったので、ちょっとは心配していたのだが杞憂だった。
 現地にはクヌギの木が十数本あるのだが、細い木にはクヌギカメムシが見られないようだ。だいたいの目安としては胸高直径で20cmというところが境目になろうかというところだ。細い木にクヌギカメムシが見られない理由はだいたい想像がつく。要するに、細い木の樹皮の皺は浅すぎて、クヌギカメムシの産卵に適していないのだと思う。
 あちこちのクヌギを見たが、今年の1月に見たときより、明らかに卵塊の数が少ない。今日見ることができたクヌギカメムシは腹部が膨満している個体が多かったので、これからまだたくさん産卵するのかも知れない。年末になったらまた見に行ってみることにしよう。
20061203blog2  クヌギカメムシを観察していると、ツマグロオオヨコバイ Bothrogonia ferruginea (Fabricius, 1787) も目についた。この虫は成虫で越冬するので、まだしばらく活動しているのだろう。

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2006年12月 2日 (土)

久しぶりの草むしり

 しばらく病気で寝込んでいたので、庭に出るのも久しぶりだ。機械で刈り込んだ芝は短いままだが、その短い芝の中にチチコグサ Gnaphalium japonicum Thunb. が勢力を増しているのがはっきりわかった。気温が下がって芝の伸びは衰えたが、チチコグサの伸長にとってこの程度の寒さは影響は少ないのだろう。
 まだ体の調子は戻っていないので、重い体を引きずりながらだったが、気分転換だと思いながらチチコグサを選択的に抜いた。選択的除去実験の一環だ。しかしながら、庭の一割も仕上げることもできないまま、退散することになってしまった。早く調子が戻ってほしいものだ。
 朝のうちは陽が射して暖かさを感じるぐらいだったが、昼前には曇り、風も強くなった。夕方には雨も降った。寒冷前線が通過したのだろう。

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2006年12月 1日 (金)

土着天敵と農薬

 病気からの復活宣言が出せるかと思ったのだが、激しい下痢に襲われて逆戻りしてしまった。抗生剤の副作用で腸内細菌相が完全に破壊されてしまったせいかも知れないし、若干の発熱もあったので今巷で流行している感染性の腸炎ウィルスが感染したのかも知れない。
 何とか熱は下がり、下痢も治まったものの、食べるものを食べていないので、全く体に力が入らない。しかし、前々から依頼されていた講演をしなければいけないので出勤した。病気になる前に講演用のスライドの準備だけは完成させていたので、準備だけは前もってした方が良いということを実感せざるをえなかった。心配性なのが吉と出たわけだ。
 東海三県の病害虫防除所の職員の皆さんの前で「土着天敵類に対する農薬の影響評価について」という演題で話をした。今おこなっている研究の紹介のようなものだ。最近は食品の安全性志向が非常に高まり、様々な形での減農薬の試みがおこなわれている。その中で、畑にもともと棲息している天敵類の役割を再認識させようというのが研究の主眼でもある。農薬を使用した害虫防除とは異なり、はっきり目に見える効果を期待するのは本質的に無理であるため、どこまで土着天敵の保護を意識させることができるかは非常に難しい課題だが、これまでに研究の蓄積がほとんど無いため、今おこなわなければいけない研究だと思う。話を聞いていただいた皆さんには納得していただけたかどうかわからないが、話したいことは話せたように思う。
 話をしたのはほぼ1時間だったが、体調が悪かったので大変疲れた。来週はまた別の話を1時間ほどすることになっている。病気のせいで、こちらの準備はまだ完成していない。

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