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2006年11月 6日 (月)

清水義範「銅像めぐり旅」

 秋が深まり虫も少なくなったし、暗くなるのが早くなったので、観察する時間も少なくなった。そろそろ虫のネタが切れそうだ。
 今、友人からもらった文庫本、清水義範著「銅像めぐり旅 ニッポン蘊蓄紀行」(祥伝社文庫、2006年9月10日、文庫版初版発行)を読んでいる。著者が銅像をめぐる旅をしながら、その銅像の人物の歴史を読んでいこう、というものだ。歴史は子供のときから苦手で、どちらかと言えば避けてきたのだが、清水義範が書いたものなので、読んでみようという気になって読んでいる。前に読んだ「金鯱の夢」は面白かった。もっとも、「金鯱の夢」は小説だが。
 まだ途中までしか読んでいないが、今まで全く気にしたことがなかった歴史上の人物と、現代との結びつきが考察されているところが、自分にとって理解しやすく書かれている。高校時代に日本史も世界史も苦手で、受験には1年のときにしか授業が無かった地理で受験したぐらいなのに、歴史が面白く感じられるのだ。
 よほど清水義範の文章の構造に自分の頭の波長が合っているのだろう。

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