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2006年11月 3日 (金)

職場の一般公開

 今日は職場の一般公開だった。幸い、風もない好天に恵まれた。午前10時からということだったが、何と9時前から来ている人もいた。
 自分は、害虫と天敵に関する研究を説明したパネルと、地表徘徊性の捕食性天敵と標本と、生きたオオハサミムシ Labidura riparia (Pallas, 1773) (天敵のひとつ)を展示していたので、それの説明が中心だったが、ほかの病害虫関係の研究の説明もした。
 来場者は一般市民が多かったので、あまり突っ込んだ質問はされなかったが、趣味で蘭を栽培している人から、ウィルス病を何とか治せないか?という質問をされた。それに対しては、ウィルス病は治らないので他への感染を防ぐために早く焼却処分した方が良い、と答えるのだが、また、何とかなりませんか?と言われる。それだけ、ウィルス病への対応が求められているということなのだろうが、ウィルスの生態を考慮すれば、今後も植物のウィルス病の治病法が開発されるとは思えない。植物のウィルス病には予防法があるだけだ。
 生きたオオハサミムシを展示してあったので、ハサミムシに関する質問もいくつか受けた。種数がそれほど多くないハサミムシにも色々な種類があるが、日本に棲息する種で害虫に対する天敵として期待できるのはオオハサミムシぐらいだという説明をした。中にはオオハサミムシを害虫だと思っている人も少なからずいたが、害虫を食べる虫だからなるべく殺さない方が良い、という答えをした。世の多くの人は、虫を見ればすべて害虫だと思っているようだ。
 今日の来所者は1212名ということだった。感覚的には去年より少ないのではないかと感じていたが、去年より100名ほど多かった。来所者の数を判断基準にすれば、まあ成功だったと思う。しかし、本当に来て欲しい中学生や高校生はほとんどおらず、ちょっと残念だった。科学離れが色々言われている今、やはり中学生や高校生に来て欲しいのだ。個人的には。

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