« 2006年10月 | トップページ | 2006年12月 »

2006年11月

2006年11月27日 (月)

やっと解熱

 その後、体温は40℃を超え、冗談では済まなくなった。だが、意外にも意識はしっかりしていた。翌日近所の医者に行ったところ、腎盂腎炎ではないかとの診断。抗生剤の点滴を受け、抗生剤と解熱鎮痛剤を処方してもらったものの、その晩も体温は40℃を超えた。熱が上がる前はとんでもない悪寒に襲われ、体の震えが止まらなくなった。久しく高熱を経験していなかったので、まるで初めての経験のようにも感じられた。しかしその後、解熱鎮痛剤が効いたのか、翌日の朝までにはとんでもない量の発汗があり、微熱程度まで体温が下がった。その後、その微熱がずっと続いて、同時に頭痛が続いた。
 今朝も辛かったが、薬も切れたので、近所の医者に行った。尿の異常は無くなったらしいので、明々後日の血液検査で異常がなければ、完治ということになるらしい。
 今日も頭痛があったのでずっと寝ていたが、今日の夕方になって、やっと頭痛がとれてきた。やっと復活できそうだ。
 ほぼ5日も予定が狂ってしまったので、今後の仕事のやり繰りが苦しくなってきた。なるようにやるしかない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年11月23日 (木)

ついに熱発

 明日には全快宣言が出せるかも知れない、などと昨日書いたばかりなのに、朝から変な寒気に襲われた。熱い風呂に浸かっても、体が温まった気がしない。変だと思って体温計を取り出して計ってみたら、微熱ではない体温になっていた。ついに本格的な熱発だ。
 期限がある仕事があるので、それは片付けないといけない。ちょっと辛いぞ。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2006年11月22日 (水)

筋肉痛か神経痛か

 先週末に引いた風邪のせいで週の始めから続いている体の痛みは今日も続いていた。ほかの風邪の症状がほとんど無くなっているので、筋肉痛ではなく、実は神経痛なのかも知れない。
 昨日は熱い風呂にゆっくり浸かったら、痛みがかなり和らいだので、今日も熱い風呂に入った。まだ若干の痛みは残っているが、かなり痛みが和らいだ。葛根湯はもう飲んでいないので、効果は熱い風呂のものであることは間違い無さそうだ。
 この調子でいけば、明日には全快宣言が出せるかも知れない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年11月21日 (火)

全身が肩凝りのよう

 今週になってから書いていることは体調不良のことばかりで、まるで闘病日記のようになってきた。こんなのを他人が読んでも面白くも何ともないだろうが、風邪を引いて葛根湯を飲んでみようと思っている人には役に立つかもしれない。
 今日は、葛根湯は朝食と昼食の間にお湯に溶かして1回飲んだだけだ。頭痛は気にならないぐらいになってきた。ところが、筋肉痛はますますひどくなってきた感じがする。トイレに座って下腹部に力を入れると、首から下の全身の筋肉に痛みが走る感じがする。いつもより力を入れなければいけないということは、いつもより便が硬くなっているのかも知れない。ひょっとしたら葛根湯を飲んでいるせいだろうか?それにしても、まるで全身がひどい肩凝りになっているような感じだ。
 夕食後、いつもより熱い風呂にゆっくり浸かったら、ちょっと楽になった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年11月20日 (月)

節々が痛む

 体温は平熱か微熱程度で、咳もくしゃみも鼻水も喉の痛みも無いので出勤したのだが、頭痛と筋肉痛がひどい。三食の前に葛根湯をお湯に溶かして飲んだが、飲んだ後、完全に頭痛が無くなるわけではないのだが、はっきりと頭痛が引くのがわかる。しかし、筋肉痛は相変わらずひどい。特に肋骨あたりの筋肉が痛むのだ。そのほか、時間とともに、脚の筋肉が痛んだり、腕の筋肉が痛んだりする。本当の「節」が痛んでいるわけではないのだが、こういうのを「体の節々が痛む」というのだろう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年11月19日 (日)

葛根湯の効き目

 昨日の夜は暑い風呂に浸かって、葛根湯をお湯に溶かして飲んで寝た。幸い、熱は微熱のままだったらしく、寒気がひどくなることはなかった。しかし、頭痛がひどく、熟睡できず、夜中に何度も目を覚ました。
 昨日の寒気はかなりひどかったので、高熱が出ることを覚悟していたが、朝目覚めて体温を測っても微熱のままだった。しかし、頭痛がひどく、胸部の筋肉にも変な痛みがある。朝食前に葛根湯をお湯に溶かして飲んだ。食事のあとしばらくすると、頭痛がはっきりわかるぐらい引いていった。しかし、まだ寒気があるので、ずっと布団の中でゴロゴロしていた。昼食前にも葛根湯をお湯に溶かして飲み、夕食前にも葛根湯をお湯に溶かして飲んだ。やはり、葛根湯を飲んだ後は、頭痛がはっきりと引いて行く感じがする。
 元はと言えばこの葛根湯、医者から神経性頭痛のために処方されたものだ。しかし、葛根湯と言えば、風邪薬の印象が一番強い。だから、昨日寒気を感じたときに飲んだわけだが、今回ははっきり効果を実感できたような気がする。
 これまでは、いつもお湯がある場所にいるわけではなかったので、葛根湯を水で飲んでいたことが多かったが、これほど効果を実感できたことは無かった。やはり、お湯に溶かして飲むのが良いのだろう。
 この調子だと、明日は平常通り出勤できそうだ。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2006年11月18日 (土)

第10回田舎の落語会

20061118blog  今日は7月30日の「一宮たなばた落語ランド」桂吉朝一門会以来の落語会に行った。第10回田舎の落語会。今は合併して松阪市になってしまったが、もとは三雲町と言っていたところだ。もう10年目になる落語会で、ずっと桂米二師匠がおいでになっているとのことだ。三重県に来た一昨年には知らなかったが、去年の第9回にも行った。妻と二人で出かけたが、周りを見ると、自分の親世代の人ばかり。始まる直前になって若い人も数人入ってきた。今日は米二師匠のほか、弟子で三重県四日市市出身の二乗さん、故桂歌之助師匠の弟子の歌々志さんも一緒だ。歌々志さんは来年1月に歌之助を襲名されるとのこと。
 二乗「つる」、歌々志「佐々木裁き」、米二「阿弥陀池」、「口入屋」の4席。二乗さんは鶴の恩返しの話のマクラ。家財道具を一式盗られてしまったのは、助けたのが鶴ではなくて鷺だったというオチ。二乗さんは去年の第9回にも来られているのだが、あまり印象が残っていない。今日の印象は、声の通りも良く、師匠から間が悪いと指摘されているとのことだったが、そんなこともなく、面白かった。今後に期待できそうな若手だと思った。先代の歌之助師匠のことは残念ながら何も知らないが、歌之助を襲名される歌々志さんも正統派だと思った。米二師匠ももちろん正統派。「口入屋」は故枝雀師匠の録音を聞いたことがあるが、枝雀師匠の爆笑とは違い、味がある演じ方だと思った。枝雀師匠のも好きなのだけれど。
 この落語会はどこかから補助が出ているのか、木戸銭が異様に安く、こんなに楽しませてもらって申し訳ない感じがした。来年もまた行くことになると思う。
 帰宅してから、また変な寒気がしたので、食事のあと葛根湯をお湯に溶かして飲んだ。熱が出ても明日は休みなので寝ていたら良い。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年11月17日 (金)

久しぶりの星の観望

 今日は星が良く見えるので、息子二人を誘って一緒に星の観望に出かけた。星をじっくり見ようと思ったのは、実に久しぶりのことだ。観望に出かけたと言っても、家の庭では隣の家の屋根が邪魔になるので、ちょっと高台にある近所の墓地まで出かけたという程度だ。街が近いので街灯りはどうしようもないが、オリオン座、ぎょしゃ座などの明るい星座はよく見えた。眼鏡の度が合わなくなっているので、眼鏡をかけても明るい星しか見えないが、双眼鏡を通して見たら、暗い星まで見えて、それなりに楽しかった。すばるは子供のときにもよく見たものだが、その近くのアルデバランのまわりのヒヤデスは初めて意識して見ることができた。
 さすがにまだシリウスは昇ってきていなかったが、反対の西の空を見ると、かなり明るい星が見えた。どの星座なのかわからなかったので、帰宅してから調べてみたら、何とわし座のアルタイルだった。こんなに寒くなっているのに、まだ夏の星座が残っていたのは意外だった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

きれいな星空

 バイクに乗って帰宅するとき、防寒着を着ているにもかかわらず、寒さが脚に伝わってくる。気温がかなり下がっている感じだ。気が付くと、空が暗く、星がよく見える。久しぶりにきれにな星空を見たような気がする。月も出ていないので、絶好の星の観望日和だ。
 しかし、このまま朝まで天気が良いと、放射冷却で気温が下がってしまうのだろう。寒いのはいやだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ハサミムシの話題

 日本直翅類学会から学会誌のTettigonia No. 8と連絡誌のばったりぎす139号が届いた。Tettigoniaには西川勝さんによるハサミムシの報告が3編掲載されてした。
 最初のは与那国島からのニセミナミクギヌキハサミムシ Forficula planicollis Kirby, 1891 の記録。石垣島に住んでいたとき、ミナミクギヌキクギヌキハサミムシ Forficula hiromasai Nishikawa, 1970 と識別ができない与那国島産のハサミムシの幼虫を、同僚だったTさんからいただいていた。ミナミクギヌキハサミムシは沖縄本島から九州南端までの記録はあるが、宮古諸島、八重山諸島からは知られていなかったので、そのハサミムシがミナミクギヌキハサミムシではなく、台湾に分布する別種だろうと思っていた。しかし、幼虫だったので何とも同定のしようが無かった。それはおそらくニセミナミクギヌキハサミムシなのだろう。
 2番目は男女群島で採集されたオオハサミムシ属 Labidura の一種の記録(足立 2003)が、実はミナミクギヌキハサミムシだったというもの。ハチジョウススキ Miscanthus condensatus Hack. を叩き網採集で得られたと書かれていたので、足立(2003)を読んだときからこれは何かの誤同定だろうと思っていたが、その実態が明らかにされたわけだ。オオハサミムシの仲間は基本的には地表性なので、叩き網採集で得られることは、まず無いと言って良いのだ。それに対して、クギヌキハサミムシの仲間は植物によく登っているので、しばしば叩き網採集で得られる。
 3番目は何かに紛れて外国から入ってきたクロハサミムシの一種 Marava arachidis (Yershin, 1860) が奈良県で採集されたというものだ。ハサミムシの仲間には物陰に隠れる習性を持つものが多いので、物資と一緒に海外から侵入する可能性は少なくないだろう。 Marava arachidis は汎熱帯種だということだ。おそらく日本に定着することは無いだろう。
 最後の種は偶然侵入したものがたまたま発見されただけなので、日本に棲息している種として数えることにはならないだろうが、与那国島のニセミナミクギヌキハサミムシは定着していることは間違いないだろうから、日本産のハサミムシがこれでまた1種増えたことになる。

文献

  1. 足立一夫. 2003. 男女群島で採集した昆虫類(その1). 新筑紫の昆虫 (7): 41-74.
  2. Nishikawa, M. 2006. Forficula planicollis Kirby, 1891 from Yonaguni-jima Island. Japan (Dermaptera: Forficulidae). Tettigonia (8): 13-14.
  3. Nishikawa, M. and Adachi, K. 2006. Identity of the erawig recorded as Labidura sp. from Me-shima Island, Danjo-guntô Islands, Japan (2003). Tettigonia (8): 15-16.
  4. Nishigawa, M. The chief earwig Marava arachidis (Dermapera: Spongiphoridae) incidentally introduces into Nara Prefecture, Japan. Tettigonia (8): 17.

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年11月16日 (木)

風邪か?

 今日は所用があって少し休みをとり、早めに帰宅したが、何となく体が重い。数日前、長男が熱発して2日ほど学校を休んだのだが、ひょっとしたらうつされたのかも知れない。気休めかも知れないが、葛根湯を熱湯に溶かして飲んだ。前にも書いたような気がするが、葛根湯はけっこう口に合っている漢方薬だ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年11月15日 (水)

大きくなっているアオムシ

 昨日の夕方からの雨はすっかり上がり、朝から晴れていた。寒冷前線が通過したあとなので、強い北西の風が吹くと思っていたが、吹く風はそれほど強くなく、寒さはそれほど感じない。
20061115blog  キャベツ畑のピットフォールトラップの調査をしたとき、どんな虫がキャベツの葉についているかと思って探したところ、丸々と太ったアオムシがたくさん見つかった。もちろん、モンシロチョウ Artogeia rapae (Linnaeus, 1758) の幼虫だ。気温が下がってきたので、成長はゆっくりになっていると思うが、今月末か来月始めぐらいには蛹になる個体が多いのではないかと思う。去年も一昨年も、年を越すまで蛹にならず幼虫のままでいたモンシロチョウをたくさん見たので、今年も年を越すまで幼虫を見ることができるかも知れない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年11月14日 (火)

サザンカで吸蜜するキタテハ

 今日は天気が悪くなるという予報が出されていたが、雨が降り出したのは日没後だった。昼間は快晴ではなかったものの、風もなく暖かい日になった。職場の庭に植えられているサザンカ Camellia sasanqua Thunb. ex Murray の花は終わりかけているが、まだ色々な虫が寄ってきていた。
20061114blog  夏までに成虫になったものとは異なり、秋に成虫になったキタテハ Polygonia c-aureum (Linnaeus, 1758) は、そのまま冬を越す。色彩や翅型も夏に成虫になったものとは異なり、いかにも暖かそうな感じだ。サザンカの花を訪れていたキタテハは、脇目も振らず吸蜜していた。花蜜の中の糖分は、越冬のための貴重な燃料になるはずなので、必死なのだろう。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2006年11月13日 (月)

ケバエの幼虫

 相変わらず腹具合はすっきりせず、頭痛も少し残っている。しかし、今朝は天気も良く、風もなかったので気持ちが良かった。出勤の途中、青山高原の風力発電の風車がゆっくり回っているのがよく見えた。
20061113blog  いつものように、職場の畑と雑木地に仕掛けてあるピットフォールトラップを調べていると、雑木地のトラップのひとつにケバエの幼虫が多量に入っていた。毎年、この時期になるとケバエの幼虫がトラップに入るが、この秋は初めてだ。いつもはそのあたりに放してやるのだが、今日はちょっと観察しようと実験室に持ち帰った。
 多数の幼虫はモゾモゾと動き回っているが、バラバラになろうとはしないようだ。しばらくほっておいたら、湿らせたペーパータオルの下に入って塊になっていた。どうやら、集団を作ったまま移動するらしい。トラップに多量に入っていたのも、集団で移動中に過って落ちてしまったのだろう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年11月12日 (日)

木枯らし

 昨日からの雨は完全に上がることなく、晴れ間は出ているものの、風が出て来た。今日も木枯らしだ。11月7日には強烈な風が吹いたが、今日はそれほどでもない。しかし、気温が下がったらしく、日中でも寒く感じる。
 今日はもちろん休日だが、飼育実験している虫があるので、午後から職場に出かけた。時々雨がぱらつく中、防寒具を着て手袋をしてバイクに乗るが、手が冷えてくる。
 帰りは雨には会わなかったが、少し虹が見えた。まだ所々で降っているらしい。
 昨日までの頭痛は治まったが、まだ腹具合が少しおかしい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年11月11日 (土)

体調不良

 昨日の下痢は昨日のうちに治まったが、腹具合は相変わらず良くない。おそらく下痢と関係していると思うのだが、今日は頭痛がひどく、ほぼ一日寝ていた。ただ、発熱だけは無かったようだ。
 夢うつつでラジオを聞いていたが、坂本九の「上を向いて歩こう」とか、本田路津子の「風がはこぶもの」とか、夏川りみの「涙そうそう」とかが聞こえてきた。みんな、良い歌だなぁ。本田路津子や夏川りみは、声を聞いているだけでも幸せになれそうな良い声だ。

| | コメント (0) | トラックバック (2)

2006年11月10日 (金)

オオトビサシガメ

20061110blog  今日も暖かい日になった。いつものように昼休みに職場の建物の壁を見ると、今日は2頭のクサギカメムシの他、オオトビサシガメ Isyndus obscurus (Dallas, 1850) の♂が1頭来ていた。サシガメに刺されると大変痛いという話はよく聞くので、注意して採集した。
 カメムシの仲間は臭い匂いを出すものが多いが、オオトビサシガメはバナナのような匂いがする。決して嫌な匂いではない。これでは捕食者に対して何の役にも立たないのではないかと思うが、刺すということ自体、捕食者に対して有効なのだろうか?
 話に聞くところでは、タガメも良い匂いがするらしいが、捕まえたことがないので、わからない。
 午後からは原因不明の下痢。何か傷んだものを食べてしまったのだろうか?

| | コメント (10) | トラックバック (0)

2006年11月 9日 (木)

小春日和

 今日は風もなく晴れて暖かい小春日和だった。朝はそれなりに寒さを感じたが、日中はTシャツ1枚でも違和感は無かった。気温の日較差が大きいので体調管理に気をつけなくてはいけない。
 昼休みに職場の建物の外階段を見たが、集っていたカメムシはクサギカメムシ Halyomorpha picus (Fabricius, 1794) が2頭だけだった。今日はたくさん集っているかと思ったのだが、期待が裏切られた感じだ。
 夕食後、何となく寒気を感じるので、葛根湯をお湯に溶かして飲んだ。葛根湯は生姜が入っているのでちょっと刺激を感じるが、それと同時に甘みも感じる。けっこう口に合っている漢方薬だと思う。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年11月 8日 (水)

竜巻の思い出

 昨日、北海道佐呂間町で発生し、9名の死者を出した竜巻は、国内で発生した竜巻の中では最大規模に近いものだったらしい。竜巻は発生場所の予測が困難なだけに、亡くなった人には本当にお気の毒だと思うが、運が悪かったとしか言いようがない。
 竜巻と言えば、自分も一度だけ怖い目にあった。石垣島に住んでいたときのことだ。
 スポーツなどには無縁な自分だが、マラソンフリークの上司にそそのかされて、マラソン大会に出ることになった。西表島で1998年2月14日に開催された第5回やまねこマラソン大会だ。マラソンと言っても、フルマラソンではなく、一般用の23kmと10kmと、中学生用の3kmのコースだ。走ることはともかく、そのあとのパーティーが豪華だから、というのが上司の誘い文句だった。サバニに山盛の刺身が出るらしい。とにかく、そのパーティーに参加することを主目的として10kmのコースにエントリーした。
 当日は2月としては珍しく良い天気になり、いつもなら荒れて欠航になることが多い船浦航路の船も揺れることなく快適だった。スタート時の気温は25℃を超えており、走っているうちに頭が過熱し、暑さ対策が必要だと痛切に感じさせられた。途中何度も歩き、10kmを1時間ちょっとでゴールインした。
 夕方からは祖納の西表小中学校の体育館と校庭でのパーティーだ。ところが、そこにはサバニの姿はなく、参加者に配られた弁当引換券での牛汁と弁当以外は、校庭に張られたテントで売られているものを買わなければならなかった。一緒に参加した上司は、去年は本当にサバニに山盛の刺身があったんだけど、と言い訳をしていたが、まあ仕方がない。体育館の中でアトラクションが行われていたので、それを見ながら飲んだり食べたりしていたが、一緒について行った子供たちが眠気を催してきたので、タクシーでも呼ぼうかと体育館の外に出ようとした。すると、体育館の入り口に強烈な風が外から吹き込んでいた。何かおかしいと思いながら、体育館から外に出て、校門を出たそのとき、強烈な風の渦がやってきて、校庭に張られていたテントが吹き飛ばされ、一瞬のうちにテントの灯りが消えた。たまたま、目の前にデイゴの木があったので、飛ばされてはいけないと思って、必死にテイゴの木にしがみついたが、運良く風の渦は目の前を通り過ぎて行った。竜巻だった。午後8時ぐらいのことだった。
 この騒ぎでタクシーを呼ぶどころではなくなったし、アトラクションも途中で中止になってしまった。ほどなく主催者の手配で、アトラクション終了後に出るはずだった宿への送迎バスが準備され、それに乗って上原のカンピラ荘に戻った。バスに乗る頃には雨も降り出していた。
 翌日は時々雨が混じる強い北東風が吹く寒い日になった。船浦からの船は欠航になるかと思ったが、予定通り船が来た。しかし、波は高く、船は大きく揺れた。石垣港に着くと、NHKの記者が来ており、インタビューを受けてしまった。竜巻を目の前で見てデイゴの木にしがみついたことを話したら、その日のローカルニュースに出演することになってしまった。
 八重山毎日新聞の報道によれば、テントのところにいた人が1名重傷で八重山病院に運ばれたとのことだった。噂によれば、飛ばされたテントは行方不明になったものがあったそうだ。
 八重山地方では、2月から3月にかけて、東シナ海で発生する低気圧、いわゆる台湾坊主の影響で、急に海が荒れることが多い。これを方言で「ニンガチカジマイ」と言う。漢字で表現すれば「二月風舞」だろう。やまねこマラソン大会のパーティーの会場を襲った竜巻も、この低気圧に伴った寒冷前線によって発生したものだろう。
 その後の話だが、その翌年からサバニに山盛の刺身が復活したらしい。主催者は、刺身をケチったために神様が怒って竜巻を発生させた、と考えたのかも知れない。
20061108blog  写真は2003年2月8日の第10回やまねこマラソン大会のパーティーでのサバニに山盛の刺身です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年11月 7日 (火)

 朝起きたら雨が降っていたが、出勤する頃にはほぼ雨は上がった。しかし、雨が上がる頃から強烈な西風が吹き始めた。寒冷前線が通過したのだろう。
 例によって向かい風での通勤だ。家を出る頃には何も無かったが、職場に近づくにつれ、進行方向正面に奇麗な虹が現れた。ということは、そちらでは雨が降っているということだ。バイクでの通勤は、途中で雨が降り出したときが辛い。濡れるのを覚悟でそのまま進んだが、幸い雨は大して降っておらず、少々濡れただけで職場にたどり着くことができた。
 今日の昼間は風が強かったものの、陽射しがあったので部屋の中にいると暖かかった。ところが夕方になって陽が落ちると急速に冷えて来た。津地方気象台発表のデータを見ると、夕方5時には朝の最低気温を下回っていた。湿度も30%台になっている。ついこの前まで暖かい暖かいと言っていたが、急激に冬が近づいた感じだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年11月 6日 (月)

清水義範「銅像めぐり旅」

 秋が深まり虫も少なくなったし、暗くなるのが早くなったので、観察する時間も少なくなった。そろそろ虫のネタが切れそうだ。
 今、友人からもらった文庫本、清水義範著「銅像めぐり旅 ニッポン蘊蓄紀行」(祥伝社文庫、2006年9月10日、文庫版初版発行)を読んでいる。著者が銅像をめぐる旅をしながら、その銅像の人物の歴史を読んでいこう、というものだ。歴史は子供のときから苦手で、どちらかと言えば避けてきたのだが、清水義範が書いたものなので、読んでみようという気になって読んでいる。前に読んだ「金鯱の夢」は面白かった。もっとも、「金鯱の夢」は小説だが。
 まだ途中までしか読んでいないが、今まで全く気にしたことがなかった歴史上の人物と、現代との結びつきが考察されているところが、自分にとって理解しやすく書かれている。高校時代に日本史も世界史も苦手で、受験には1年のときにしか授業が無かった地理で受験したぐらいなのに、歴史が面白く感じられるのだ。
 よほど清水義範の文章の構造に自分の頭の波長が合っているのだろう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年11月 5日 (日)

クヌギカメムシ未だ見えず

20061105blog1_20060107  安田守さんのブログのクヌギカメムシ Urostylis westwoodi Scott, 1874 の記事に刺激されて、自分のフィールドのクヌギカメムシを観察に行った。今年の1月の上旬に観察に行ったときに、夥しい数のクヌギカメムシの卵塊を見つけたのだ。寒く雪が降る中、まだ産卵している母虫もいた。夏にも成虫がいることは確認しているので、今日もいないはずは無いと思って現場に向かった。ところが、全くクヌギカメムシが見つからないのだ。どうやら、まだ産卵の時期ではなく、クヌギ Quercus acutissima Carruthers の木の上の方にいるのだろう。
20061105blog2  当地のクヌギは、葉の色は変わりかけているものの、落葉はまだほとんど始まっておらず、カメムシが葉から栄養を摂ることは不可能ではないように思えた。信州ではクヌギカメムシがもう盛んに産卵しているようだが、当地ではいつ頃から産卵を始めるのだろうか?しかしここ数日、当地でも気温が下がってきたことが感じられるし、これからはますます寒くなるはずなので、観察に出かけるのも億劫になりそうだ。
20061105blog3  もう虫の姿は少なくなっていたが、クヌギの葉の上にツユムシの仲間を見つけた。直翅目は未だに苦手なので、当然のことながら現地では同定できなかったが、自宅に帰って大図鑑を前に見たところ、どうやらセスジツユムシ Ducetia japonica (Thunberg, 1815) らしかった。褐色の個体を見るのは今回が初めてだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年11月 4日 (土)

多度山へ

 今日は家族と一緒に県北部の桑名市にある多度山に登った。運動不足解消のためのハイキングだ。家を出発したのが9時を過ぎてしまっていたので、多度駅に着いたときにはもう11時近かった。
 多度駅から多度大社の前、多度渓谷を通って、西側から山頂に向かい、帰りは愛宕神社へ下るルートをとった。
 多度大社を過ぎたあたりから、ちょっとハイキング気分になれる道になった。道の脇には谷の水を引いた狭い水路ががあり、水が速く流れていた。そこでガサッと音がしたので何かと思ったら、ヤマカガシ Rhabdophis tigrinus (Boie,1826) だった。ヤマカガシはその水路を渡ろうとするのだが、首を延ばしても向こう側に届かない。どうするのかと思って見ていたら、流れに飛び込み、多少流されたものの、無事に向こう側にたどり着いた。
 多度渓谷に入ると、今度はハラビロカマキリ Hierodula patellifera (Serville, 1839) の♀が踏みつぶされていた。おきまりのように、ハリガネムシが近くにいた。しかし、いつものように1匹ではなく、2匹もいた。これまでにハリガネムシが2匹も寄生しているのは見たことが無かったが、今日のハラビロカマキリは運悪くハリガネムシが寄生している虫を2匹以上食べてしまったのだろう。
 さらに進むと山道になったが、かつては林道として利用されていたのではないかと思われるほどだった。もっとも、途中にかつてあったと思われる橋が無くなっていたりするので、車が通れるとは思えなかった。しかし、傾斜が緩やかな分だけ、登るのは楽だった。快調に歩いていると、前に動物の気配がした。ニホンザル Macaca fuscata (Blyth)  だった。普通ニホンザルは群れで行動していることが多いが、1頭だけだった。離れザルだったのかも知れない。今度は息子がミドリセンチコガネ Geotrupes auratus Motschulsky, 1857 を見つけた。多度山はミドリセンチコガネの産地としてはそれほど有名ではないと思うのだが、おそらくこのあたり一帯には広く分布しているのだろう。
 さらに進むと、車のホイールキャップが落ちていた。スバルのだ。さらに進むと今度は道の脇に白い車が落ちていた。スカイラインだ。さすがにこれには驚いた。さらに進むと、今度は白い軽自動車が落ちていた。アルトだ。今度はあきれてしまった。さらに進むと、道はだんだん良くなり、車が十分通れそうな道になった。すると「この先、本当に車輌の通り抜けできません 多度町」という立て札があった。「本当に」という所に笑えてしまった。しかしこの車、どうするつもりなのだろうか?

20061104blog1_1 20061104blog2_1 20061104blog3_1



 このルートは距離が長かったので、山頂に着いたときには午後1時半近くになっていた。握り飯とポットに入れていったお湯で作ったカップ麺はうまかった。
 帰りは、愛宕神社に抜ける「健脚コース」をとって下山した。傾斜が急なだけあって距離は短く、多度駅までほぼ1時間しかかからなかった。
 今日は風もない良い天気だったので、ハイキングには大変良い条件だったと思う。しかし、山で会った人の数は数えられるほどだった。今どきの人はハイキングなどしないのだろうか?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年11月 3日 (金)

職場の一般公開

 今日は職場の一般公開だった。幸い、風もない好天に恵まれた。午前10時からということだったが、何と9時前から来ている人もいた。
 自分は、害虫と天敵に関する研究を説明したパネルと、地表徘徊性の捕食性天敵と標本と、生きたオオハサミムシ Labidura riparia (Pallas, 1773) (天敵のひとつ)を展示していたので、それの説明が中心だったが、ほかの病害虫関係の研究の説明もした。
 来場者は一般市民が多かったので、あまり突っ込んだ質問はされなかったが、趣味で蘭を栽培している人から、ウィルス病を何とか治せないか?という質問をされた。それに対しては、ウィルス病は治らないので他への感染を防ぐために早く焼却処分した方が良い、と答えるのだが、また、何とかなりませんか?と言われる。それだけ、ウィルス病への対応が求められているということなのだろうが、ウィルスの生態を考慮すれば、今後も植物のウィルス病の治病法が開発されるとは思えない。植物のウィルス病には予防法があるだけだ。
 生きたオオハサミムシを展示してあったので、ハサミムシに関する質問もいくつか受けた。種数がそれほど多くないハサミムシにも色々な種類があるが、日本に棲息する種で害虫に対する天敵として期待できるのはオオハサミムシぐらいだという説明をした。中にはオオハサミムシを害虫だと思っている人も少なからずいたが、害虫を食べる虫だからなるべく殺さない方が良い、という答えをした。世の多くの人は、虫を見ればすべて害虫だと思っているようだ。
 今日の来所者は1212名ということだった。感覚的には去年より少ないのではないかと感じていたが、去年より100名ほど多かった。来所者の数を判断基準にすれば、まあ成功だったと思う。しかし、本当に来て欲しい中学生や高校生はほとんどおらず、ちょっと残念だった。科学離れが色々言われている今、やはり中学生や高校生に来て欲しいのだ。個人的には。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年11月 2日 (木)

職場の一般公開の準備

 明日は職場の一般公開なので、今日はその準備がいろいろあった。研究紹介のパネルや昆虫の標本を準備したり。野菜の研究現場は、一般の消費者から少し離れたところにあるので、どんな仕事をしているか、少しでも紹介できたら良いと思っている。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年11月 1日 (水)

ツヤヒラタゴミムシ類

 職場の雑木地の周辺に埋め込んであるピットフォールトラップに入るツヤヒラタゴミムシの仲間(Synuchus属)が目立つようになってきた。春から夏が終わるまでは全く見られないが、秋が深まってくる頃から個体数が増えるのは、去年も一昨年も同じだ。去年と言うか、今年の新年というか、雪が降るようになってからも時々トラップに入っていた。一年をどのように暮らしているのか、大変興味深い。
 ツヤヒラタゴミムシの仲間は互いに似ている種が多いので、同定が難しい。はっきり言って、自分が種まで同定できる種はほとんどない。だからと言って、個体数が少ないというわけでもないので、扱いがやっかいだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2006年10月 | トップページ | 2006年12月 »