« 土を掘り出したのは誰か? | トップページ | 校正 »

2006年10月17日 (火)

キャベツの害虫の採集

 来月開催される職場の一般公開に備えて、キャベツの害虫の写真を準備することが必要になり、職場のキャベツ畑で害虫採集をした。完全無農薬の畑と定植時のみに農薬を施用した畑なので、キャベツの葉は激しく食害され、売り物になりそうにないものばかりだ。というわけで、害虫の採集は非常に容易だった。それに、害虫とは言え、昆虫を採集するのは楽しいことだ。
 食い跡が一番目立ったのはヨトウガ Mamestra brassicae (Linnaeus, 1758) だった。ヨトウガの幼虫は集中分布しており、食害が激しいので、何処にいるかはすぐにわかる。モンシロチョウ Artogeia rapae (Linnaeus, 1758) の幼虫も見られたが、一様分布する傾向にあるので、たくさん採集しようと思うと、たくさんの株を見なければならない。オオタバコガ Helicoverpa armigera (Hübner, [1808]) やイラクサギンウワバ Trichoplusia ni (Hübner, [1803]) の幼虫も見られたが、いずれもそれほど多くなかった。コナガ Plutella xylostella (Linnaeus, 1758) の成虫はたくさん見られたが、他の害虫による食害が激しいので、小さいコナガの幼虫を探すのは容易ではなく、結局見つける事ができなかった。
 ここであらためてこれらの種の学名について見てみると、いずれも記載年代が古いものばかりだということがわかる。リンネによる記載のものが3種もある。その当時からこれらの種は、害虫として重要な意味を持っていたのだろう。

|

« 土を掘り出したのは誰か? | トップページ | 校正 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/182871/12321408

この記事へのトラックバック一覧です: キャベツの害虫の採集:

« 土を掘り出したのは誰か? | トップページ | 校正 »