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2006年10月 9日 (月)

伊勢市朝熊ガ岳へ

 今日は家族と一緒に伊勢市の朝熊ガ岳にハイキングに出かけた。山に登ること自体、それは一つの目的だったが、もう一つの目的はアサギマダラ Parantica sita niphonica (Moore, 1883) のマーキングだ。
 近鉄朝熊駅から、朝熊峠を経て、山頂、さらに金剛證寺を経てレストハウスに行った。帰りは山頂を通らず、金剛證寺の旧参道を通って朝熊峠に出て、朝熊駅まで戻った。
 駅から登山口に向かう途中、ツクツクボウシ Meimuna opalifera (Walker, 1850)の鳴き声が聞こえた。自宅周辺ではもう鳴き声が聞こえなくなっているので、今年の聞き納めかも知れない。
20061009blog6  朝熊登山道は登山口から朝熊峠まで約2.4kmの道のりだ。途中1町(約109m)ごとに碑やお地蔵さんが立っているので、どのあたりまで来たのか分かるので、精神的にも安心できる。朝熊峠は22町だ。
 朝熊峠から山頂に向かう途中、初めてのアサギマダラが現れた。苦労したが何とか捕獲したが、残念ながらマークは付いていなかった。比較的新しいが、もう交尾を済ませた♀だった。そこから山頂に向かったが、花が非常に少なく、アサギマダラが集りそうな予感は無かった。しかし、ときおりルリセンチコガネ Geotrupes auratus Motschulsky, 1857 が飛び出して来るので嬉しかった。野登山や御在所岳にはミドリセンチコガネがいるが、いずれもオオセンチコガネの色彩変異だ。ルリセンチコガネは紀伊半島に広く見られ、奈良の春日山が有名な産地だ。理由はわからないが、津市から伊賀地方にかけては、オオセンチコガネの分布の空白地帯になっている。
 山頂に行くと、アマチュア無線家と思われる人たちが無線機を前に交信していた。持参した握り飯の昼食を済ませ、その無線家のところに近づいてみると、それはアマチュア無線ではなく、市民無線と特定小電力無線だった。アマチュア無線家なら話が通じると思ったのだが、市民無線や特定小電力無線では何を話題にして良いのかわからないので、声をかけるのはやめた。
20061009blog2  金剛證寺に向かう途中の山道では、40cmを裕に超える巨大なミミズを発見した。残念ながら、種名まではわからない。この他にも30cmを超える個体も発見した。この山には大きなミミズが多いのか、それとも今日はたまたま巡り会っただけなのかはわからない。
20061009blog3  偶然ではあったが、日本アマチュア無線連盟が設置したビーコンの送信所も発見してしまった。ここからは50MHz帯と14MHz帯の電波が送信されている。これは津市の自宅からもはっきり受信できる。
20061009blog1  金剛證寺を経てレストハウスに向かう途中、道沿いの歩道の手摺の擬木にヒメカマキリ Acromantis japonica Westwood, 1849 がいるのを息子が見つけた。よく見てみると、たくさんいることがわかった。ヒメカマキリはこれまであまり縁がなかったので、これだけたくさん見られると大変嬉しい。しかし、何故擬木にいるのか、理由がよくわからない。擬木にぴったりと張り付いているような姿勢の個体が多いので、おそらく本来は樹木の幹で生活しているのだろう。
 レストハウス付近では、ときおり上空をアサギマダラが飛ぶのを見たが、とても手が届く高さではなかった。レストハウスの展望台からは、渥美半島は目の前に見えるし、知多半島もそれほど遠くない場所に見える。渥美半島や知多半島から飛び出すアサギマダラは、朝熊ガ岳を目印にして飛翔することは十分に可能だろう。
 お昼を過ぎたあたりから、山頂付近は雲の影になることが多く、朝熊峠に下るまでは、ときおりルリセンチコガネも現れたが、飛んでいる虫の数も少なくなったように感じられた。
20061009blog7  朝熊の駅に戻ると、ホームの端に生えたアザミの一種にホウジャクの一種が吸蜜に訪れていた。残念ながら、このホウジャクの一種も種名がわからない。

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