秋の香り
降り続いていた雨も午後には上がって、晴れ間が見えて来た。と同時に、西風がやたら強く吹きはじめた。日本の南海上の低気圧が台風並みに発達しているせいかも知れない。職場の前の並木の細い枝もたくさん折れて落ちていた。
いつもなら午前中に済ませるキャベツ畑での害虫調査だが、今日は畑がぬかるんで無理かと思っていた。ところが、夕方には畑に入ることができ、何とか今日中に済ますことができた。今日できないと、連休中に調査をしなければいけなかったので、助かった。
畑から居室にもどる途中、ふとキンモクセイ Osmanthus fragrans Lour. var. aurantiacus Makino の花の香りがした。秋の香りだ。だが、香りに気付くまでは、木の存在を忘れていた。しかし、よくよく考えてみれば、そろそろキンモクセイの季節だ。香りを嗅ぐまでは完全に忘れていたとは、日常が忙しすぎるのかも知れない。
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