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2006年9月 5日 (火)

ヒゲコガネの観察

 昨日の職場からの帰り道で半分潰れかけたヒゲコガネ Polyphylla laticollis Lewis, 1887 を拾ったので、今日はちょっと観察してやろうと、ちょっと早めに現場に向かった。遠くにある台風12号のせいか、今日は北西の風がやや強く感じられる。
 現場に到着したのは18時20分頃。もう日没時刻は過ぎているが、まだ明るい。ヒゲコガネはまだ飛ばない。徐々に暗くなったがまだ上空に薄明かりが残っている18時40分頃、やっと1頭目が飛ぶのが確認できた。
 現場は交通量がやや多い県道の交差点で、街路灯も設置されている。ヒゲコガネが見えるのは、街路灯や自動車の前照灯に照らされた個体だが、街路灯の明かりに引き寄せられるふうでもなく、それほど高くないところを飛んでいる。おそらく、ヒゲコガネの♂は、あの立派な触角で♀が出すフェロモンを探り当て、♀を探して飛び回っているのだろう。
 最後に飛ぶのが確認できたのは19時頃だった。その後、19時10分ぐらいまで現場にいたが、もう飛ばないだろうと思って引き上げることにした。その後、ヒゲコガネが飛んだかどうかわからないが、もし飛ばなかったとすれば、高々20分しか活動していないことになる。
 石垣島に住んでいた頃、ヒゲコガネと同じコフキコガネ亜科 Melolonthinae、コフキコガネ族 Melolonthini に分類されるケブカアカチャコガネ Dasylepida ishigakiensis (Niijima et Kinoshita, 1927) の活動時間を調べたことがあるが、ケブカアカチャコガネの活動時間も日没前後の30分ぐらいの短いものだった。夕刻の限られた時間に活動するというのは、この仲間に特徴的な性質なのかも知れない。

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