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2006年9月 3日 (日)

コカマキリ再び

20060903blog_1  キャベツの苗に水をやったり、飼育している虫の餌替えなどのために職場に出かけた。すると、建物の入り口の壁にコカマキリ Statilia maculata (Thunberg, 1784) が止まっていた。8月26日にも見たので、今年2頭目ということになる。この入り口の近くの建物の上の方には夜間の照明があるので、それに引き寄せられて来たのだろう。石垣島に住んでいたときにも、自宅アパートの照明によくカマキリが飛んできていたが、いちばんたくさん見られたのはコカマキリに近縁なスジイリコカマキリ Statilia sp. で、次に多かったのはウスバカマキリ Mantis religiosa Linnaeus, 1758 だった。ウスバカマキリは比較的緯度の高いヨーロッパでもっとも普通に見られるカマキリらしいが、三重県に来てからは一度も見たことがない。見られないのは、緯度以外の何か別の理由があるのだろう。
 8月26日のコカマキリは♂だったが、今日のは♀だった。まだ腹部はそれほど肥大していなかったので、産卵はまだ先のことだろう。カマキリの♂と♀は腹部の先端の構造を見ればすぐに見分けられるが、触角の長さでも容易に識別できる。触角が長いのが♂で短いのが♀だ。カマキリに性フェロモンがあるのかどうか知らないが、触角の構造が♂と♀で違うので、やはりあるのではないかと思う。
 ♂と♀の腹部の構造が違うのは当たり前だが、♂と♀で腹節の数が違うことはあまり知られていないようだ。このことについて触れられている書物を見たことが無い。理由はもちろん知らないが、♀の腹節の数は、♂や幼虫よりも2つ少ない。これはハサミムシも同じだ。ハサミムシは成虫になっても無翅の種も多く、成虫なのか幼虫なのか区別がつきにくい場合があるが、腹節の数とハサミの形態に着目すれば、容易に識別ができる。成虫になると♂の場合はその種独特のハサミの形態になるが、♀の場合は成虫になってもハサミの形態にあまり変化はなく、腹節の数が2つ少なくなる。
 ゴキブリもカマキリに近縁な昆虫だが、あまりじっくり手に取って観察しようと思わないので、本当のことは知らない。おそらくカマキリやハサミムシと同様に、♂と♀では腹節の数が違うのではないかと思う。自然観察者としては、ゴキブリもしっかり観察すべきだが、これでは明らかに落第だ。

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