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2006年9月23日 (土)

モンクロシャチホコ

20060923blog  今日は運動会で小学校に出かけた。旧市街地にある小学校の校庭には数種の樹木が植えられている。今日は天気が良かったので、木陰に陣取ろうとソメイヨシノ Prunus × yedoensis Matsumura cv. yedoensis の木の下に行くと、地面には虫の糞がたくさん落ちていた。この時期にソメイヨシノの葉を食べる昆虫と言えば、まずモンクロシャチホコ Phalera flavescens (Bremer et Grey, 1853) の幼虫が疑われる。その目で見て探すと、ほどなくモンクロシャチホコの老熟幼虫が何頭も見つかった。上を見上げれば、樹冠の一部の葉がほとんど食われてしまっている場所もあった。これほどたくさんの幼虫が発生することができたということは、幼虫を食う天敵も少なかったのだろう。
 幹の窪みを見ると、ヨコヅナサシガメ Agriosphodrus dohrni (Signoret, 1862) の5齢幼虫の集団が見つかった。ヨコヅナサシガメは集団で生活していて、餌を捕獲するときには集団で大きな餌に襲いかかるということだ。この幼虫の集団は30頭程度のものだったが、この程度の個体数では、たくさんいるモンクロシャチホコの幼虫の天敵として十分に機能できるほどのものにはならないだろうと感じた。
 モンクロシャチホコの幼虫には比較的長い毛が生えているので、いかにも刺されそうな気がするのだが、1頭つまんで息子の目の前で手にとって見せた。もちろん、何事も起こらなかった。こういう実演をするのも、自然体で自然とつきあうことを教えることに役立つだろうと思っている。
 校庭ではアブラゼミ Graptopsaltria nigrofuscata (Motschulsky, 1866) の鳴き声を聞き、姿も見ることができた。まだ夏の名残がある。

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コメント

私のモンクロシャチホコの本当の観察は
地面に落ちている大量の糞から始まりました。
しかもその糞は香がするのです。
サクラの木を見上げれば葉がほとんどありません。
更によく見ると数えきれないほどの黒い張本人が
葉を食い荒らしているではありませんか。
周りを探すと赤い若齢幼虫もいました。

幼虫の糞は香がある
お盆前の頃,大量に幼虫が発生する
若齢幼虫は赤く終齢幼虫は黒い。
幼虫も香りがよく美味しいらしい。

モンクロシャチホコの観察も驚きの連続でした。

投稿: itotonbosan | 2013年12月22日 (日) 11時37分

itotonbosanさん、コメントありがとうございます。
モンクロシャチホコが発生するときは、いつも大発生の感じですね。成虫はあまり目立たないのですが、幼虫はいつもいっぱいです。

投稿: Ohrwurm | 2013年12月23日 (月) 12時11分

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