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2006年9月28日 (木)

ヒヨドリバナ属

 今日も風が強かったが、昨日よりは少し収まった感じがした。ツクツクボウシ Meimuna opalifera (Walker, 1850) とアブラゼミ Graptopsaltria nigrofuscata (Motschulsky, 1866) の鳴き声も聞くことができた。
20060928blog  職場の敷地の一角に、ヒヨドリバナ属 Eupatorium の一種が生えており、ちょうど今、開花の時期を迎えている。去年まではほんのわずかしか生えていなかったが、木を伐採して明るくなったために急に広がったらしい。ヒヨドリバナ属の分類はどうも素人には難しく、わけがわからない。ともかく、ここに生えているのは純白の花が咲くヒヨドリバナ属の一種だ。この仲間の花にはアダギマダラ Parantica sita niphonica (Moore, 1883) がよく集まることが知られている。マダラチョウ亜科 Danainae の蝶は、♂の腹端にヘアペンシルという構造を持ち、交尾の前に♀をなだめる作用のある匂いを出すものが知られている。この匂い物質は、幼虫のときに食べた植物のみからは合成することができず、成虫になってから必要な成分を摂取しなければ合成できないということだ。その成分であるピロリジジンアルカロイドがこのヒヨドリバナ属の花には含まれている。アサギマダラもどうやらこの匂いに惹かれてやってくるらしい。
 アサギマダラが飛んできていないかと思って、昼休みにその場所へ行ってみたが、強い風のせいか昆虫は少なかった。蝶はツマグロヒョウモン Argyreus hyperbius hyperbius (Linnaeus, 1763) の♂を1頭見ただけだ。もうあちこちからアサギマダラの南下移動が始まっているという便りが聞こえてきているので、こちらにも飛んで来ないかと期待している。

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