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2006年8月15日 (火)

クマゼミが鳴く時間

 クマゼミ Cryptotympana facialis  (Walker,1858) が夕方になっても鳴いている。石垣島のクマゼミとは随分違う。何故違うのだろうか?
 ここ三重県の平野部でもクマゼミが午前中に盛んに鳴くのは確かだが、午後にも夕方にもしばしば鳴き声を聞く。石垣島では昼前にはほとんど鳴き止み、午後以降には滅多に鳴き声を聞いたことがない。たくさんの個体がいるために個体ごとに鳴く時間がばらついて午後や夕方にも鳴く個体がいる、というわけではなさそうだ。何故なら、石垣島の市街地のクマゼミの個体密度は極めて高いので、もし密度が高いことが鳴く時間のばらつきとして出てくるとすれば、石垣島の方で午後や夕方にも鳴く個体が多くなっているはずだからだ。
 もっとも、事実の認識についても、もっと正確を期す必要があるだろう。本当に三重県と石垣島でクマゼミが鳴く時間に違いがあるのかどうかも、しっかり記録をとらないとわからない。もっと時間があるなら、鳴く時間についてのもっと精密な記録をとりたいところだ。
 ついでに言うなら、三重県のヒグラシ Tanna japonensis  (Distant,1892) が鳴く時間も石垣島のイシガキヒグラシTanna japonensis ishigakiana (Kato, 1960) が鳴く時間よりも遥かにばらつきが大きい。イシガキヒグラシは早朝のごく短い時間と夕方以外に鳴き声を聞いたことがないが、三重県のヒグラシは日中でもしばしば鳴いているからだ。
 人間は石垣島の方が大らかだが、セミは石垣島の方が規則正しい。何故だろう。

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