歩いて動くセミヤドリガの繭?
今日やらなければいけない仕事が少しだけあったので、休日だが職場に行った。行ったついでにセミヤドリガ Epipomponia nawai (Dyar, 1904) の幼虫を探そうと思って、畑の隣の杉林に行った。
暗い杉林の中でも、真っ白のセミヤドリガの幼虫が寄生しているヒグラシ Tanna japonensis (Distant,1892) も、樹皮にくっついた繭もよく目立つ。体調があまり良くなく、蒸し暑いので、長居をするつもりはなかったが、セミヤドリガが寄生したヒグラシを1頭、樹皮につくられたセミヤドリガの繭を3個見つけた。
と、そのとき、セミヤドリガの白い繭が動いて歩いているように見えた。ところがよく見てみると、動いていたのはセミヤドリガではなく、セミヤドリガの繭についている蝋状の物質らしきものを背負っているクサカゲロウかヒメカゲロウの仲間の幼虫だった。こんな暗い場所で真っ白の物体を背負っていると、かえって目立って都合が悪いのではないかと思うのだが、実際はどうなのだろう。
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