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2006年8月11日 (金)

ウヅキコモリグモ

20060811blog  腹端に卵嚢をつけたウヅキコモリグモ Pardosa astrigera L. Koch,1878 の雌がキャベツ畑に仕掛けた落とし穴式の罠に入っていた。ウヅキコモリグモは、畑地や背の低い草原でよく見られるコモリグモだ。雌成体が卵嚢やそれから孵化した仔グモを腹部につけて歩きまわるので「子守り」の名前がある。かつては「ドクグモ」の名前で呼ばれていたが、それはヨーロッパに分布するタランチュラの仲間に系統的に近いから、ということらしい。しかし、「ドクグモ」の名に値するような毒性はもっておらず、不適切な名前だということで改称されたとのことだ。
 ウヅキコモリグモは幼体で越冬し、年に2世代を経過し、初夏と晩夏の成熟すると言われている。去年の晩夏は9月上中旬、今年の初夏は5月下旬から6月上旬に卵嚢をつけた成体がよく目に付いた。だから、この時期に卵嚢をつけた成体が見られたのは予想外だった。成長が遅れた越冬世代の個体なのか、早く成熟したその次の世代の個体なのか、今後観察を続ければどちらかがわかるような気がする。

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