ニイニイゼミの羽化
ニイニイゼミ Platypleura kaempferi (Fabricius, 1794)以外のセミの鳴き声もたくさん聞かれるようになった。職場の畑の周りにはスギ Cryptomeria japonica D. Don の植林地があり、今日は午後3時前からヒグラシ Tanna japonensis (Distant, 1892) 鳴いていた。石垣島のイシガキヒグラシ Tanna japonensis ishigakiana (Kato, 1960) はそんな昼間に鳴くのは一度も聞いたことがないので、それに比べるとヒグラシは鳴く時間がいいかげんだ。
今日は暗くなってから一番下の息子を連れていつものクヌギ Quercus acutissima Carruth の樹液に行ったら、カブトムシ Allomyrina dichotoma Linnaeus, 1771 が9頭、コクワガタ Dorcus rectus Motschulsky,1857 が11頭もいた。いずれも今年の最高だ。ただし、コクワガタは小型の個体ばかりだった。さらに水銀灯の下にいくと、腹部がなくなったカブトムシの屍骸が多数散乱していた。この下手人も何とかして知りたいものだ。
さらに場所を変え、羽化しようとするセミの幼虫を見つけてやろうと思った。アブラゼミ Graptopsaltria nigrofuscata (Motschulsky, 1866) もクマゼミ Cryptotympana facialis (Walker,1858)も普通に鳴くようになったので、これらのセミを期待していたのだが、見つかったのはニイニイゼミ1頭だけだった。見つけたときは、背中が割れたばかりだった。最後まで観察するのも大変だったので、脚が全部出てしばらく静止するところまで見届けてその場を去った。
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